■断面図・3
撮影場所:野洲市三上 (地図)
撮 影 日:2013.10.07
我が家から200m余り、新幹線のガードをくぐったところ、三上山山頂からの直線距離が1.9Km,方位294度の場所である。地図のC点。三上の集落に向かう農道が一直線に伸びている。前回・前々回の場所(地図のA点)から、北北西へ(三上山に対していえば左へ)700mほど移動したところである。
前回の雪景色で見たように正面の鼻筋尾根に対して、さらにその向こうに伸びる南尾根が見えているわけだから、自分が左へ移動して鼻筋尾根によって南尾根を隠すことが出来たら、鼻筋尾根そのものが稜線として現れるはずである。じゃそれを子細に観察すればその場所は分かるはずだ。まさにその通りなのだが、前々回の写真に見るように、普通に見える日にはその判断が極めて困難な状況である。そんな意味で、この点は新幹線を潜る道路として、おそらく将来的にも状況が簡単に変化しないだろうと考えられる点として取り上げたところである。
単純に見て、この場所からの稜線は少なくとも膨れてはいない。山頂から3分の1ぐらいから下はカシミールの断面図に見るようなへこみが見てとれる。ただ3分の1までのところが、かさぶたが張ったように、何となく膨れているように感じる。これが鼻筋尾根自体のかさぶたなのか、それとも南尾根がごくわずか微妙に見えているのか、その判定がつかないのである。
もう1枚の写真がある。1970年代後半、現在は国道8号沿いに大きな倉庫が建っているが、それがなかったころの写真である。場所は山頂からの距離1,4Km,方位307度(地図のD点)。例の地蔵さんの場所である。私が常づね三上山の完全なプロフィールとしている場所である。右斜面にカシミールのへこみが見える。それともう一つ細かいことだが、三上山主峰(雄山)に対する雌山の大きさが絶妙なのである。前々回のダイアナ社屋前からの横顔では雌山が大きすぎる。ただし、その地蔵さんの場所からの右肩にも、山頂から3分の1ぐらいのところまで、微妙「なかさぶた膨れ」が感じ取れる。そういった点を考えると、これは鼻筋尾根の膨れかとも考えられるが、その本当の姿は今のところ不明である。何かの時に解決できるチャンスが与えられることを祈るのみである。
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