■雨上がり
撮影場所:野洲市三上 (地図)
撮 影 日:2013.07.30
今年の梅雨明けは早かった。しかし、一時夏空にはなったもののすぐに梅雨空に逆戻り、各地で集中豪雨による被害続出、不安定な天気が続いた。この写真は実質的な二度目の梅雨末期、7月30日の撮影。午後4時過ぎ、激しい夕立が降ったらしい。そのとき湖岸道路を走っていて、野洲方面が暗くなるのが見えた。帰ってくると道路の至る所に水たまりが残っていた。
ここは毎度おなじみの野洲市三上。肉眼で見える範囲は雲が厚く、その向こうは明るく晴れているという不思議な風景だった。そんな中、川沿いの農道を軽自動車が水を巻き上げながら走り去っていった。
暗くなった風景の中で、明るい空を映して用水路が白く光る。2本並行しているわけだが、左の方はいわば溝という感じで、さすがのグーグルマップにも記載されていない。しかし、仮にこれが記載されているとしたら、2本の水路が並行しているように表記されることになる。地図を読んでみるとそういうところはいくらでもある。単純に見ると何でそんな面倒くさいことをやるのかと思う。1本にまとめたらいいじゃないか・・・。ところがそれには深い意味がある。2本の川の水位が異なるのである。上の写真も、左の溝は右の小川よりも低いところを流れている。読みとって貰えるかどうか心許ないが。
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