■屋根光る
撮影場所:野洲市高木
撮 影
日:2012.07.31
野洲市街から県道2号を近江八幡の方へ走る。野洲市域最後の信号が小南。堤防を上がれば日野川仁保橋。最近改修されて走りやすくなった。そこを越えると近江八幡市である。
さて、きょうの話はそこまで行かない。小南の信号を右折して県道48号を篠原駅方面に向かう。高木集落を抜けて堤防への上りにかかる。上りきると小さな橋があって、手前の堤防上にちょっとした広場がある。そこが今回の撮影場所である。と書くと、ほとんどの人は、ああ、日野川の堤防から…とおっしゃる。
小南から県道2号を走れば、日野川にぶつかる。ところが県道48号を走ると堤防はひと続きであるにもかかわらずその川が光善寺川だという。最初のころこれが不思議でしかたなかった。どこで川が入れ替わるのか。地図を見ると、光善寺川は仁保橋のすぐ上流で日野川に合流しているのである。だから仁保橋からずーっと、日野川の堤防だと思いこんで見ていた堤防は光善寺川のものだったというわけ。それが証拠に県道48号は橋を越えると下りになり住宅地の中を走って篠原駅。そこを越えてひと走りして日野川を越える。篠原駅も光善寺川と日野川との間ということになる。
以上大して意味のないどうでもエエ話。
屋根が光っているのが、長島の集落。三上山の右が田中山。田中山は双耳峰(双子山)でカブト山と相場振山(ハタフリ山)の2つの峰から出来ている。これがまた不思議な山で、この双子は見る角度によってお互いに姿を入れ替える。たとえば栗東の安養寺山あたりから見るとハタフリ山が尖りカブト山が円く穏やかに見える。ところが近江八幡市の湖岸あたりから見るとその姿が入れ替わってハタフリ山が円くカブト山が尖って見える。三上山のすぐ左に見えるのが吉祥寺山。銅鐸博物館から道路を挟んで前に見える山である。ずーと左、傾いた台形が城山。夏とは思えない空の色。
|