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ラフォーレ琵琶湖デジカメ教室
第2期作品集   NO. 7
2008.07.07

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 「    」  OOSK
■背景の白抜けが目立たないようにだけ心掛けました。
◆送られてきた写真は、若干暗かったので、少し明るく調整した。水滴がきれいに見えるが、どっかにきらりと光るものがあればもっとよかった。ただあまり強い光を当てると、今度は影ができるから難しい。細かいことだが、左の花に引っかかっているつぼみが気になる。



 新 樹  KUC
■みずみずしい若葉をつけた新樹がとても美しく、三上山をやさしく包み込んでいるように見えました。
◆快晴の空。広い場所に1本の木。その向こうに三上山。まとまりすぎているといえば欲ばりだが、木と山がもう少し離れてもよかったか。冬、葉が落ちたときの写真も見てみたい。



 ハイキング日和  SSK
◆ハイキングのときのスナップ写真だろうが、こういうとき普通に撮ると、必ず水平線が画面の中央に来る。これはSSKさんだけではない。誰が撮っても、無意識に撮ると必ずこうなる。人間の不思議な癖だろう。まず空(樹木)か地面か、これを決める。それをもとに絵を作る。この場合だったら、カメラを下げて(ちょっとしゃがんで、水平線を下げて)、空を大きく入れた方が魅力的だったろう。



 新旭花しょうぶ園  SKI
◆ハチを狙ったらしい。たまたまハチがとまった花が、自動的に撮影のポイントになってしまう。結果として、ハチに振り回されることになる。経験者の話によると、ハチがどういう行動をとるか、まず観察する。その中で、絵になる花を決める。そこでカメラを構えてハチが来るのを待つ。根気、体力、チャンスだとか。 



 「    」  TNK
◆題がはっきりしないが、多分格子に飾られた絵や字だろう。この色紙だけでは、全体の状況がわかりにくいから、2階のすだれなども、雰囲気描写として役立っている。そういう意味で、手慣れたまとめかただといえる。雨粒だろうか、斜めの楕円の白い斑点も面白い。これがもう少しあってもよかったか。しかし自分では作れないから、難しいね。



 棚田から  TN
■鵜川できれいな棚田を目にしました。棚田の重なりよりも、水田を低い位置から琵琶湖をバックにして見たこの1枚が自分ではいいと思いました。
◆棚田というよりは、田圃と琵琶湖という解釈になるが、面白いのは、田圃の縁に張られたイノシシよけの柱だろう。これが手前から向こうへ、遠近感が感じられるようなポイントを探し出せれば、広い風景が作れたのだが。柱と柱の間から、琵琶湖が見えてはいるのだが、この柱の列が風景の広がりを止めている。



 門司港駅レトロ  TD
■ネオ・ルネッサンス様式の木造建築と人力車。トリミングで前方の車は消去、影と赤いポリコーンが残りましたが、 これが現代と時(駅舎の時計)を表しています。
◆駅前に人力車以外誰も人がいない。不思議な場所だな。噴水があるから生きていることが分かるが。手前の道路はカットしておいた方がよかっただろう。



 地蔵川の梅花藻  HND
■肉眼で見ていると綺麗に見えますが、撮影となると苦労しました。水面から上に出ているものは撮影しやすいのですが、本当の梅花藻は水中にあるものを指すとのことでしたので,それに拘りました。水の動きを表現するするのに、シャッタースピードを調節したりしましたが、余りこれに拘ると肝心の花がぼけてしまいます。
◆要するに水をどう表現するかということに尽きるわけだが、簡単な話ではない。下手をすると空が写って、水中が見えなくなるし、空の反射を避けると水がないように見えるし。たとえば、それとなく川岸の一部を画面に入れるとか、何かをプラスして水面を表現したらどうだろう。もう少しすると、赤いサルスベリの花が散って、水面に浮かぶ。それをアレンジするのも一つの手である。



 アベックアゲハ  HR
◆きれいな写真である。しかし、そのきれいさが邪魔をして、アゲハチョウが目立ってこない。この画面を見ると、まず光っている葉っぱに目がいって、次に白い花が見えてくる。そして、最後にあれ?、チョウがいる、という段取りになる。バックの葉っぱの強さがチョウを喰ってしまった。せっかくのチャンス、惜しかった。



 「    」  FNHS
◆中央の花に対しては、ピントがやや奥に来てしまったが、まあまあうまく撮れている。問題は、左手前のぼけた花の処理。そこにあるからしかたがないことだが、もし三脚を使っていたのなら、花を少し左へ移動させるとか、とにかくもう少し邪魔をしないように工夫する。それと中央の右の白い枝、細かいことだが、これも邪魔になる。



 ノコギリソウとミツバチ  MEGW
■守山バラ・ハーブ園でミツバチを中心にしたものです。
◆花にもミツバチにもしっかりピントが来ている。バックも適度にぼけてなかなかいい。花に対する周囲が手持ちぶさただから、上下左右を詰めればもっとよくなる。



 アザミと麦秋  MED
 ◆初夏の風景をうまくとらえた。堤防の上から麦畑を俯瞰する形で、うまく絵を作った。花と三上山のバランスもいい。中央の2つの花がもう少し空へ突き出ていたら、もっと強い絵になった。青空だったら、カメラを上へ振って、水平線を下げてもよかっただろう。その場合は青空がテーマになる



 「    」  MTKW
◆ショウブを画面の左上においた。花から右に伸びる花びらでバランスをとった。そして、まだ空いている右の空間につぼみを一つ持ってきた。なかなかうまい。花びらの左と上が切れているのを気にする人がいるかも知れないが、この場合はこれでいい。全部入っていたら、平凡な絵になっただろう。



 妻 籠  MYST
◆左側の腰板の線で、うまく奥行き感を作った。そういう意味で成功。左端の樋が邪魔だから、それだけはカットしておいた方がよい。中央の上にある白い壁も気になるのだが、これはどうしようもないか。もし可能なら、もう一歩前へ出て、右側の水桶に近寄ったら面白かった。



 「    」  MRKW
■黒の板、そして格子。更にバラの赤との組み合わせが気に入りましたので時間の50%以上をそこで過ごしました。
◆なかなかしゃれた写真。MRKWさんがいうようにこの場合のポイントは赤いバラ。これを左隅に置いた理由はなんだったのだろう。もう一列中へ持ってきた方がよかっただろう。2つ同時にうまく入らなかったのかな。



 ミズバショウ  MRT
◆ミズバショウが2つ並んでいる。葉っぱの向こうにもう1つあるのだが、これがなかったらもっとよかったのにね。オリジナルプリントでは、かろうじて飛ぶのが避けられているが、多分ここではとんで見えるだろうな。それと、光の加減か、それとも花の真ん中のイガイガ坊主(名前が分からない)の色の反射か、純白の花びらがやや黄ばんで見える。純白のものを撮るのは難しい。



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