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ラフォーレ琵琶湖デジカメ教室
第2期作品集   NO. 5
2008.05.12

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 春浅し  KUC
■希望が丘公園。裸木の高枝に残された洋凧。何度も振り返りながら、未練を残して帰って行った男の子の顔が浮かぶ。
 <高枝に残る未練や春浅し>(徹)
◆どーんと雲があって、最初はびっくりしたが、何回か見ているうちに、うんこれはなかなか面白いぞ。
 下から放射状に伸びる木、それに引っかかっているタコ。木が雲を支えているように見える。そして右下にすっとぼけたような三上山の上半分。
 上部の白雲のハイライトを入れるか入れないか、意見が分かれるところ。私はこれでいいと思う。



なかべ橋(吊橋を見上げた平行透視図法) TD
◆これも何が写っているのかと驚いた。撮影後トリミングしたのだろうか。もし一発で、ここまで正確に撮れたとしたら、かなりの腕である。河原にうつる影も意識した。となれば、この写真の性格上、消失点が画面の中央に来るのは必然。ここまできたら影が完全に橋の真下に来るもを見てみたい。



比良を望む  TN
■4月の教室に焼いて持参した写真のうち、ま、いいかなと感触を得たこの1枚こだわりで提出させて頂きます。「水門がなければ・・・」との評が忘れられず処理しました。
◆ほんま、水門がないぞ。さすが修正名人。
 それはともかくとして、琵琶湖東岸から見る比良山は、どーんと大きな壁になって、大きな意味で「二の字」構図になる。高所から狙うことによって、手前の道路を斜めに捕らえて、二の字を未然に防いだところが成功の理由。



 シャクナゲ処女湖  SKI
 ■自宅で整理してみると、曇り空が入っていたり、山野草の足下には、汚い枯れ葉や木の枝があったりと、反省点が一杯です・・・。
◆SKIさんの言葉どおり。この場合はやはり白飛びが気になる。
 「湖畔に咲くシャクナゲ」がイメージだと思うから、湖面は捨てられない。とすれば、上の空の部分と、左の桜3分の2まで、右シャクナゲぎりぎりまでををカットしたら、よくなる。 



 日没のころ  MTKW
◆ススキかヨシか、植物の種類はよく分からないが、ローアングルでそれらを大きく画面いっぱいに捕らえた。太陽を画面の下方に置いたのも、いかにも沈み行く太陽というイメージで成功。これをうっかり画面の中央へ持ってくると写真にならない。それと、飛行機雲だろうか、2本の細い光がススキの線とほぼ直角方向に流れているのが聞いている。これがもうちょっとはっきりしていたら、もっとよかったのに。



シャクナゲ HND
■花緑公園植物園の石楠花です。群れをなして咲いている姿に圧倒されて撮りました。花をアップにして遠近をつけたつもりです。
◆見事なシャクナゲ。ピントもしっかりしている。手前の花があともう少し右へきてもいいかとは思うが、遠近感もきっちり表現できている。ワイドレンズの使い方がマスターできた。光線がもう少し横からだったらもっとよかった。右の木は入れたのか、入ったのか。

 早 春  SSK
◆斜め向こうからの光をうまく捕らえて、ネコヤナギの穂先の輝き、枝のハイライトが美しい。絵としては、メインになる枝がほとんど水平なのが気になる。この場合は右上がりぐらいがいいだろう。
 ネコヤナギ自体はうまくいったのに、バックがうるさかったと思っていたら、修正名人の出番。なるほどこういう手がありますか。さすがデジタル。これからは「証拠写真」という言葉が死語になるし、「修正美人」ができるでしょうね。もっともその昔でも営業写真館には、つむった目でも開けてみせるという修正屋がいたという話を聞いたころがある。
 ところで、この修正版はネコヤナギの枝が何かの面上に置かれているように見えるのだが。





 イワカガミ  MRT
◆これは「ワー、キレイ」で相手をしっかり見ずに一発で撮ったかな。この場合の主役になる左手の大きい花のピントがはずれて、奥の小さい花にピントが合ってしまった。オートフォーカスの難しいところ。カメラそれぞれが癖を持っているはずだから、それとうまく付き合う方法を身につけたほうが勝ち。



  幼い命  MRKW
■まだつぼみが膨らむには時期的に少し早い頃、これから世に出ようとする姿をみました。 こんな所に
咲く桜もあるのかと目が行きました。
◆MRKWさんの優しい気持ちは分かるのだけれども、、、、ウーン悩みました。作者のコメントを読まずにこれを見たとき、何を受け取ればいいのか。10分ぐらい考えて出た結論。真ん中右にある切り口。それをポイントにして、タテ位置に切り直すと、作者のコメント通りの絵になる。



  これはなに?  SDMR
■「若狭街道」熊川宿でみた、のぞき窓のような、円形の不思議なものです。
◆ホンマ、これなんでしょうね。もう1枚このへそと上の窓とをアップしたものがあったが、全体像が分かる方がいいかと、これを取り上げた。写真がどうのこうのより、この意味を追求する方が面白そう。



  倒木  HR
◆湖に倒れ込む木々。特に手前の木は生々しい。上からの光を受けたハイライトがきいている。向こうの木は倒れたというより曲げられたという感じだが、それらが、申し合わせたように同じ形をしているのが面白い。自然の力のすごさを見せつけられた思いがする。奥の木にもしっかりとした光があれば、もっと力の強い写真になったのだが。



  ミニ水仙  MEGW
◆庭先の水仙だろうか。撮影したのが昼前後の太陽が高い時間帯だった。花の奥まで光が入って、陰影に乏しくなってしまった。こういう写真は、朝夕の太陽が低い時に狙いたい。多少暗めのバックに、光が当たった花を置くと引き立って見える。
 手前の白い紙切れなどは、事前に注意して除いておきたい。



  樹 影  TNK
◆完全な逆光の中で、疎林を捕らえた。太陽は幹で隠したのだろうか。中央に太い木を持ってきて、それを軸に絵を作った。成功。遠景の小さく見える木々が遠近感を見せてこれをきいた。これがなかったら、白抜けが大きくなってしんどかった。



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