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ラフォーレ琵琶湖
デジカメ教室 第1期作品集

2007.10.22
も ど る

4月から9月まで、全10回シリーズで行われたデジカメ講座修了記念アルバムです。


 秋 色  FJI
 今年の秋いちばん、北海道は大雪山の紅葉だとか。林の中の紅葉で、ふつうは暗くなるものだが、全体に明るく写っているのはラッキーだった。
 手前の3本のダケカンバが上端で一つに重なってしまったのが惜しい。現場が分からないので何ともいえないが、もう2〜3歩、木に近づけたら一番手前の木が太くなって、もっとパンチの効いた強い写真になった。

 SUMMER  HR
 写真そのものは非常にきっちり撮れている。元気いっぱいの若者たちの夏だが、まるで夢の中のように音もない風景に仕上がった。風もなく油を流したような湖面のせいだろう。ある程度の風もほしかったし、入道雲も見たかった。題材と天気がマッチしなかった。

 夏の日  MTKW
 湖面を上から俯瞰した(俯瞰は上からに決まっているので、「上から俯瞰」はおかしいか。まあエエか)。主役は中央の透明な帆。それを受けて左の白い帆の3艘。このリズムがいい。それに右端に離れた一艘。これがきいている。三連音符と付点音符。ドビッシーのピアノ曲?

  快 走  MYST
 ひょっとしたらHRさんと同じ場所だったのかもしれないが、ボートの速さがこちらのほうが速かったのか、波が大きい。その分だけ乗っている若者の雰囲気が出たのかな。
 どちらかというと長めのレンズだが、曇天の日に長いレンズを使うとどうしても空が白くとんでしまう。苦しいところである。

  キノコ  MRKW
 山歩きの途中で出会ったキノコ。それを広角アップで撮った。セオリー通りだが、残念、画面が2つの等分されてしまった。このような写真はキノコをどう見るかで撮り方が変わる。標本としてみるか、山歩きの一つの出逢いとしてみるか。前者ならきっちりアップ、後者なら周囲の雰囲気を取り入れる。そのためにはもう少しバックする必要があったかもしれない。

 秋 桜  SSK
 青い空とピンクのコスモス、気持ちのいい写真である。ふつうは風に揺れて難儀するものだが、ちっきち止まってしっかり写っている。秋を写してますは成功。
 ここから先は次の段階へのポイント。この写真をもう一度注意して見ると、主役の花が画面の中央にあることが分かる。左上の花がないと考えればよくわかる。これは作者がその花に意識を集中していた証拠。これを後少しだけ右下へ持ってきたい(カメラを左上へ向ける)。 これでもっと安定した絵になったはず。

 山嶺暮色  TNK
 夏の夕日が湖北の山に沈み行くところ。山の名は分からないが、太陽の手前、形の整った山と、横一線の琵琶湖が印象的。さて問題は全体のトーン。太陽(夕焼け空)を基準に置くと、全体としては、このトーンにならざるを得ない。しかし、おそらくこのときの肉眼で見た印象は、もっと明るかったはず。太陽がとぶのを承知で、ハイキーで焼いてみてはどうだろう。

 おっちゃん まだやるの?  TN
 まさに題名の通りの表情。大人の都合で引っ張り出された祭に、子供が辟易しているのがそのものズバリの表情でキャッチされた。ピントもしっかりしていて文句なし。あと、右の男性がそれに応える表情をしていたらとも思うが、逆に半分無視をしたこの表情だったからよかったのかとも思えてくる。さてどっちかな。コンピュータの画面で見ると、白い衣服が飛びかげんだが、元のプリントではもう少しニュアンスが再現されている。

 桃介橋   TD
 南木曾、木曽川に架かる桃介橋。国道19号を走ると、いやでも目に付く有名な吊り橋。それを行く旅人を点景にまとめた。広角で撮っているため手前の支柱と、向こうの支柱の大きさに差があるが、これを望遠で圧縮してくっつけてみたらどうだろう。 橋の床が大きく波打って写るだろうし、渡る人が漠然と感じる吊り橋への恐怖を表現できたのではなかろうか。そのためには、それ相当の後退距離も必要だし、支柱に光もほしい。時間を選択できない旅の途中で、無理なことは百も承知の話ではあるが。
 この次、チャンスがあればぜひ。



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