２０１７年度
ぎおう写真同好会作品集
第１０回　　２０１７年０９月２４日（日）

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独断と偏見　　八田が選んだベスト５

野口	米田	市木	井上	村上

==== ＢＥＳＴ５寸評 ====

　蝶トンボ　　野口さん　
　何年もこのチョウを撮り続けている野口さんが初めて見た情景だという。８月初旬、夏の暑い日、何時間も、それを何年も続けて撮れたシーン。濃紺のチョウはたくさんいるが、黒のチョウはほとんど見ない。４００ｍｍの長いレンズでピントも適確。見事。

　射光Ａ　　米田さん
　ミドリの木々の間から差し込む光。それだけならよく見るシーンだが、右の太い木の光るエッジが効いた。と打ち込んでもう一度米田さんの２枚を見直した。右の写真に写っている木、これが左の写真では巨木の一部に見える。写真の魔術である。

　茅の輪くぐりＢ　　市木さん
　これも２枚ペアで見てほしい。左の写真を撮ってから環の前を通って右へ移動した。これは専属カメラマンだからできること。だからここまでならこの写真は選ばなかった。大事なのはここでカメラをちょっと下げたこと。これが大きい。神事への畏怖の念が表現されたし、副産物として遠くの鳥居も環の中に入ってきた。カメラポジションの大切さ、特に上下位置の選択。

　ゴーヤ　　井上さん
　画面全体での色彩の統一感。難しい緑をうまくつかた。特にバックの取り扱い、繊細な先端部に対して濃い緑、左下へ向かう茎に対する淡いグリーン、そのグラデーションが秀逸。

　青の帰港　　村上さん
　静かな琵琶湖。単純な構図。ホワイトバランスを変えて青を強調した。防波堤の一部を見せて港を表現し、「青い帰港」という題でもう一度青を強調した。このタイトルで写真が生きた。

全体作品

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アルファベット順青木・今川・井上・市木・吉良・小嶋・松並・松岡・宮田・村上・中村・野口・太田・白井ち・白井と・田中や・田中ゆ・辻村・山元・米田・

■中村
花芯	夜のカントリー

■野口
蝶トンボ	蓮の蕾に蝶トンボ

■太田

■白井ち
あ！！ひょうたん	老舗

■白井と
芙蓉	流

■田中や

■田中ゆ
白鷺Ａ	白鷺Ｂ

■辻村

■山元
奉献	装い新た

■米田
射光Ａ	射光Ｂ

■青木
花と蝶Ａ	花と蝶Ｂ

■今川
赤と白	トンボ

■井上
ゴーヤ	彼岸花

■市木
茅の輪くぐりＡ	茅の輪くぐりＢ

■吉良

■小嶋
千畳敷	洞窟の壷

■松並
スイレンＡ	スイレンＢ

■松岡
真夏の庭Ａ	真夏の庭Ｂ

■宮田
水辺に咲く	夕暮れ時

■村上
疾走	青の帰港