２０１７年度
ぎおう写真同好会作品集

■新　正克さんが去る２０１７年７月１３日、逝去されました。

”ボクは皆さんみたいに朝早く出かけるのが苦手で・・・”が口癖でしたが、穏やかなお人柄がにじみ出る抒情的な作品を多く残されました。その中から５点をご覧ください。


影モミジ	紅と白	桜雨Ａ	桜雨Ｂ	歴史の街道

第８回　　２０１７年０８月２７日（日）

==== ＢＥＳＴ５寸評 ====

　ヤートーセー　　田中やさん　
　美山茅葺の里近く（クルマで数分）の村祭り。細身の青年が妖怪のような素振りでおどる。３人だけで踊るのか、もっとたくさんの人数の中から３人だけをアップしたのかは分からないが、観衆を画面から外し、特異な雰囲気を作りだした。強い写真である。

　瓶も並べば　　山元さん
　京都高瀬川沿い、酒房外側の腰に飲み終えた瓶がズラリと並んでいる。川を挟んでの撮影ということもあって、壁を真正面から撮っているので、窓か瓶か主役が多少あいまいになるが、この場合は瓶と考えるべきだろう。川がなければ壁面に沿って下から瓶に肉薄すると意味がはっきりするが。

　目力Ａ　　井上さん
　鳥の名前はわからないが、神戸の何とか館での撮影だとか。とにかく目の表情に尽きる。弓矢の的のような目、キャットライトがそれに突き刺さる矢のようにも見える。びしっと来たピントが見事。

　大津花火Ｂ　　小嶋さん
　大きなクラゲが空中に浮いたような花火。暮れ残る山の稜線がそのクラゲをより大きく見せている。花火だけではわからないが、カメラブレが気になる。

　魚釣り満喫　　市木さん
　多景島の岸壁だという。琵琶湖に浮かぶ小さな島だが、近づけばこんな大きな岩礁かと驚く。普段目にしない琵琶湖の一面を対象にしたということで、あえて選んだ次第。

アルファベット順青木・今川・井上・市木・吉良・小嶋・松並・松岡・宮田・村上・中村・野口・太田・白井ち・白井と・田中や・田中ゆ・辻村・山元・米田・

■宮田
風の音Ａ	風の音Ｂ

■村上
風の出た午後	棹とび遠望

■中村
天空に咲く	炸裂

■野口
糸トンボＡ	糸トンボＢ

■太田
つゆくさ	軒下一景

■白井ち
初夏の庭	池と燈篭

■白井と
泥、泥、泥	泥流し

■田中や
ヤートーセー	若衆

■田中ゆ
癒し	水玉

■辻村

■山元
瓶も並べば	奉献

■米田
仲良	七色の光

■青木
光	一撃

■今川
とんぼ	無心

■井上
目力Ａ	目力Ｂ

■市木
夏のスリル万点	魚釣り満喫

■吉良

■小嶋
大津花火Ａ	大津花火Ｂ

■松並
ハスの花	水鏡

■松岡