２０１５年度
ぎおう写真同好会作品集
Ｂグループ　　２０１５年１２月１８日

白井か

白井と

野口

太田

井上

　廃屋の秋　　白井か さん
　もう開くことのない扉。朽ちた屋根。かつてここにも生活があった。下の里からどれほどの距離があるのか。ゆっくりゆっくり上りつめた踏み跡。細い溝に置いた踏み石に足をかけ、最後の一歩をよいしょと上がる。そこで腰を伸ばしている姿が目に浮かぶ。この踏み跡を踏む人もない。これ以上は何も言うまい。

　光　　白井と さん
　三井寺での撮影だとか。太い格子の障子（だと思う）に光が当たる。階段に当たる光、手すりのそれ、光をうまく使った。構図としては格子の障子が真中にきすぎたか。右が重い。もう少しカメラを右に振ってもよかったか。わずかなブレが気になる。

　川蝉の食事　　野口さん
　カワセミが魚をとらえ飲み込む前にくわえなおしているところだとか。よく見ると下くちばしと魚の間が開いている。すなわちこの魚は上下のくちばしの間で宙に浮いているところ。まさに極めつけの瞬間である。見事。

　ひとつの秋　　太田さん　
　野の片隅の風景。セイタカアワダチソウの黄色。その向こうの緑、そして紫。この紫が不思議だが、陰に入ったススキのようにも見える。３色のうち、当然黄色が主役を張るが、その派手さをネコジャラシで押さえた。画像処理ソフトをなぶっていたら、偶然にこの色が出てきたというが。

　なかよし　　井上さん　
　柵の中にいるヒツジと幼い男のことが、顔を見合わせている。子供の表情はわからないが、ヒツジの表情が何とも言えずいい。目の粗いネットに足をかけたところなどもほほえましい。もう少し右か左かへ寄って、斜め後ろからでいいから子供の表情をつかみたかった。

全体作品

アルファベット順
林・ 今川・ 井上・ 吉良・ 小嶋・ 松並・ 村上・ 中村・ 野口・ 太田・ 白井か・ 白井と・ 田中や・ 辻村・ 山田・

大原女装束時代行列Ａ

大原女装束時代行列Ｂ

押せ

倒す

湖北の落日

湖東の落日

競泳

川蝉の食事

ひとつの秋

めざめの時

柿のある風景

廃屋の秋

光

仁王立ち

光芒

里の光芒

もみじＡ

もみじＢ

季を愛でる

商い中

賑わい

絨毯

雲海

小入谷秋景

なかよし

暗

島の教会

秋の海

紅葉

待つててよ