２０１５年度
ぎおう写真同好会作品集
Ａグループ　　２０１５年０７月１２日

==== ＢＥＳＴ５寸評 ====

　ご飯だよ　　青木さん　
　人間にあまり警戒心を示さないツバメ。しかし動きは早い。親鳥が持ってきたエサに口を開けて待つ子ツバメ。一瞬のチャンスを的確にとらえた。親ツバメが加えたエサまではっきりわかる。見事。シャッターチャンスの勝利。

　もうすぐ世に出ます　　田中さん
　すがすがしい朝の光。実際の時間はわからないが、この雰囲気から朝を感じる。横からの光にそれぞれの茎・ツボミがエッジをきっちり見せる。白い花が飛ぶ瞬前で踏みとどまった。全体としての露出もよし。気持ちのいい写真に仕上がった。

　大木　　白井ちさん
　一時はやったアイススケートのイナバウアーを想起するような樹影。気持ちのいいスタイルだ。その木を外から見るのでなく、自分が木と一体化したような立場でシャッターを切った。この気持ちがなかったら、この絵はできなかっただろう。いい写真だ。

　雨上がり　　松岡さん
　ブルーのバックが効いた。手前の主役は水玉をつけてはいるが、別に珍しい対象物ではない。ブルーのバックはクルマの側面だという。まさにアイディアの勝利。脱帽。

　滝壺の飛沫　　米田さん
　最後に来て悩んだ。児玉さん「若葉の名刹」、野村さん「小山に咲く」、寺谷さん「お手伝い」などなど。結果、その中で滝つぼのアップに挑んだ米田さんの作品を選んだ。水滴の放物線も面白いが、手前に向かってくる水流の線も生きている。

全体作品

アルファベット順青木・新・市木・児玉・松岡・宮田・野村・白井ち・田中・寺谷・辻・山元・米田・

■新
夕照	歴史の街道

■市木
大原三千院にてＡ	大原三千院にてＢ

■児玉
若葉の名刹	菅浦の若衆

■松岡
雨上がり	元気

■宮田
光彩Ａ	光彩Ｂ

■野村
水辺の古木	小山に咲く

■白井ち
大木	小さな島

■田中
もうすぐ世に出ます	四姉妹

■寺谷
配置の妙	お手伝い

■辻
朱に染まる	浮遊

■山元
赤いブローチ	早朝の運河

■米田
清冽な流れ	滝壺の飛沫

■青木
昔の名前で出ています（昭和３４年のロケ風景）	ご飯だよ