2015年度
ぎおう写真同好会作品集
Bグループ  2016年01月15日

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独断と偏見  八田が選んだベスト5

白井と

太田

中村

今川

山田


==== BEST5寸評 ====

 朝の光A  白井と さん
 「朝の光」という穏やかな題がついているが、作品Bについてはそれが理解できる。しかしこの作品Aはわかりにくい。不思議な写真である。空に上がった連ダコを見るような。種を明かせばトラクターが通った後を、上下逆転させて見せているのだという。遠近感を逆手にとったアイディアの勝利である。「朝の光」という題がこれでよかったかどうか。少なくとも見る人が感じるのは朝の光ではない。

 ねばりづよく  太田 さん
 畑の畦と畦との間に浮きだしていた何かの根っこ、それに当たる光をとらえたという。カラーをモノクローム化したというが、光と影が作りだすコントラストを巧みにとらえた。「ねばりづよく」という題はこの作品には合わない。光と影が主題だから。

 白鳥が来た  中村さん
 うまく飛んでくれた。バックの建物からして、随分長いレンズを使っているようだ。三羽のうち真ん中の鳥の羽だけが下へ折れて、これがうまい具合に対象形を作りだした。左右の鳥のわずかなピッチのずれ、これがなかったら完ぺきだった。長いレンズの苦しさだが、画面が濁った。仕上げの段階で処理できなかったかなー。

 啼く  今川さん 
 たくさんの白鳥が群れをなして何かを呼び掛けているような。穏やかな光が正面から来ているらしい。画面のコントラストがさがり地面の枯草を含めて淡泊な画面になった。いまの場合、それが成功したともいえるし、逆に物足りなさにつながったともいえる。左の二羽だけのアップも考えられるが、バックが邪魔だったか。

 過ぎ去りし時  山田さん 
 いくとせ故郷来て見れば、きびしい現実である。右端に見える色づいたツタ。はっきりしたことは聞き逃したが、以前ここへ来たとき、このツタが色づくときにもう一度と考えたという。その奥に見えるもう一軒。同じ状況に心が痛む。


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全体作品

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アルファベット順
今川 井上 吉良 小嶋 松並 村上 中村 野口 太田 白井か 白井と 田中や 辻村 山田



■村上

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今昔

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力持ち



■中村

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白鳥が来た

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着水



■野口

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田園をかっ歩

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密おいしいね



■太田

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ねばりづよく

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目ざめの朝



■白井か



■白井と

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朝の光A

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朝の光B



■田中や

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凄涼

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火祭り



■辻村

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雲梯

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余裕の二人



■山田

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過ぎ去りし時

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晩秋の御手洗渓谷



■林

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若者

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いきおい



■今川

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啼く

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火祭り



■井上

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霧の朝

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冷雨



■吉良


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少女


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秋の海



■小嶋

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一休み

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仲良く



■松並

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竹生口紅葉A

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竹生口紅葉B



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