２０１５年度
ぎおう写真同好会作品集
Ａグループ　　２０１６年０１月１０日（日）

児玉

山元

野村

田中ゆ

宮田

　山門の眺め　　児玉さん　
　守山・東門院山門。一見した時、誰かが示し合わせて、山門の下で傘を持ってジャンプしたのかと思ったが、よく見ると通行人。大股で早足に行く。空間を横切る極めて短い時間が勝負。もともと静かな風景に動きを持ち込んだアイディアの勝利。

　無限・有限　　山元さん
　このタイトルは何を意味するのだろう。ドイツ、ブランデンブルグ門、そのものではないらしいが、脇の建物だとか。観光客が集まってガイドの話を聞いているところを狭い縦長の空間に収めた。両脇のシルエットのところが、完全につぶれずに暗い中にわずかにニュアンスを残しているのがいい。

　家族喜び　　野村さん
　家族５人が海を向いて立つ。いちばん上のお姉ちゃんと並んでいた２番目の子が波打ち際に向かって裸足で走りだした。これでが画面に動きが出た。題にある家族の喜びが爆発した。いい雰囲気だ。

　三井寺　　田中ゆ さん
　三井寺の弁慶鐘。鐘はいれずに撞木だけをアップした。意表をついた構図である。理由はわからないが、棒にはめられた竹や金属の部分はブレていないのに、鐘に当たる面だけが流れているように見える。光のいたずらかとも思うが、不思議な効果が出た。

　背くらべ　　宮田さん
　もう１点の「小さな柿」とどちらをとろうかと迷ったが、縦長の勇気あるトリミングに引かれて、こちらを選んだ。マンリョウてこんなに背が高かったかな。これを思い切って縦長で掛け軸のように仕上げた。これが面白い。上の方、左から出ている葉を隠したかったが、どうにもならなかったとか。ますます面白いね。

　■その他。米田さんの「花火」、青木さんの「我が家」にも心が動いたが。

全体作品

アルファベット順

小さな柿

背くらべ

秋の波

家族喜び

海峡

長い橋

三井寺

秋舞台

公園の母子

手水

キラメキの中にＡ

キラメキの中にＢ

幾何学模様(鎮魂の碑)

無限・有限

花火

闇に映える流れ

我が家

食事だよ

庵の秋

古刹の秋

山門の眺め

初雪の輝き

かわせみＡ

かわせみＢ