雪が積もった渓谷。流れも穏やからしい。雪が積もると音が消える。静かだっただろう。写真として一番難しいのは、手前の雪の面の処理だった。露出はいうに及ばず、その形、大きさを含めた全体のバランス。画面奥の風物、これはほとんど誰が撮っても同じに写る。ところが手前の雪は撮りようで千差万別。これの処理で写真が変わる。いまの場合少し大きすぎたか。