どこかのビルの屋上建造物がシルエットになって夕暮れの空に立つ。それ自体は何の変哲もない物で、夕焼け雲の表情だけが勝負である。穏やかな波に染まる水面を映してみているような。ねぐらへ帰る鳥が入ってくるとまた絵が変わるのだが。