どこか外国の街角。靴磨きがまさに一つ所に命をかける。磨かす方のりゅうとした身なり、これは分かる。磨く方も結構しゃきっとしている。立派な靴を履いて。こういう風景を見ると、私などはつい敗戦直後のいわゆるシューシャインボーイを思い出す。あの当時はこんなんじゃなかった。でもいつの時代も人間は一生懸命生きてきたんだ。