白い蓮の花を前景とし、中景ないしは遠景に霧の風景を置いた。花の中で近くにあってひときわ高い花を主役として、右の方の姿も色も清楚な花とそのグループをサブに置いた。そしてそれらの間に中景の家を置いた。非常にわかりやすい組み合わせである。ヒマワリでもナノハナでも、一つの目立つものをこのように主役に持ってくる。絵作りの一つの形である。いまの場合は、残念ながら主役の花の形が崩れかかっているのがしんどかった。