夜更け、とある街角の人のいない店先。撮影者が一人、旅行者としてそこに立っている。サスペンス映画の一シーンを思わすような情況である。外国人旅行者が深夜、こんな場所を一人でぶらつくことはまずないはずで、誰か同行者はいるのだろうが、無人の情況を作ったのが効いた。