東海道伝馬館。いわゆる古民家の屋根裏である。わずかな照明以外は暗い空間で分かりにくいが、よく見ると黒い木枠が見えてくる。今の絵の作りは照明や窓の明かりを中心にしているが、この空間の主役は木組みだから、柱や梁を前面に持ってくる、そういう絵の作り方をすると、もっと力の強い絵になっただろう。