雪の山と青い麦の穂。麦の穂を大きく前に持ってきて、山の下の情況を隠した構図になっている。その結果、屏風と壁に相対した奥行きのない風景になってしまった。雪の山をポイントとするならば、カメラを麦の上に出して、そこから見える田圃や畑や木や森を中景に置く。それで遠くの雪の山が主役に出てくる。今のままでは麦が主役になっている。