春の夕日に映える桜の枝を対岸の山とその影を映す暗い湖面に重ねて置いた。その下は空を写す明るい湖面。そこへうねりが来た。実際は岩か何かのようだが、一見、大きな魚がそれに逆らっているような白波がたつ。単純な絵だが春ののどかな風景をうまく捉えている。全体の淡い色調が絵にうまくマッチした。