>>> 2014・風景写真同好会作品一覧 <<< |
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2014・全作品一覧 |
森の匂い 三上山の麓近くかと思ったら、栗東自然観察の森だという。三上山の場合など、確かにカメラを向けたくなる。そして漠然と撮ってしまう。山田さんの場合、何を感じたのかはわからないが、たぶんの葉っぱの形と重なりの面白さだろう。とは思うのだが、なんとなくそれが狙いきれていないように思われる。 |
雨宿り なんとまあーものすごい雨だ。暗いお堂をバックに雨脚を捕らえた。雨粒の1粒1粒が写っているではないかと思える写り方である。もし可能なら、右へ動いて石灯籠と滑車のついた?は省きたかった。この場合の「雨宿り」の題は弱い。雨そのものを主役にしたい。夕立、にわか雨など。階段に座り込む人物が見えるのは、雨が見えた後だから。全体としてもう少し暗く調整をしたい。 |
よしきり何故鳴くの これがあの「ギョギョッ、ギョギョッ」という鳴声の主か。声に似合わず、思ったよりはかわいらしい。例によってピントは見事。大きく開けた口が、いかにも大きな声で鳴いていること感じさす。口をあけていなかったら、面白さは半減しただろう。 |
石仏 どこかで見たような記憶はあるが、どこか思い出せない。春の夕日(だと思うが)が斜めからさして、横一列の石仏に当たっている。いい光だ。いい条件がこうしてそろったのに、写真全体としては、もう一つ力が感じられない。「石仏がきれいに並んでいました」という、単純な作文写真に終わってしまっている。もっとどれかに肉薄したら、様子が変わっただろう。 |
祭 題名には「祭○」と、祭以外にもう一文字あったが、どうにも判読不能。まあしかし要するに祭の写真だ。 おおきなみこしをかついで「さあ行くぞ」という本番前。その雑然とした雰囲気は伝わってくるが、つらいのは、それだけで終わってしまうしんどさかな。 |
雨のち晴れ 夕方、日没近くの虹らしい。主虹だけでなく副虹も出ている。虹は出たとこ勝負で、構図がどうのこうのといっていたのでは消えてしまう。今もおそらく虹を左へ置いてと考えたはずだが、そのためには、自分が左へ動く以外に手はない。カメラを右へ振れば虹は左へ動くだろうが、それだけでは三上山も左へ動いてしまう。結局その場で一番いい構図を考える以外に手はない。 |
目指すは何? どこかの庭園の池らしい。そこを悠々と青サギが飛んでいる。確か、岸に止まっているなと思っていたら、すっと飛び立って目の前を通り過ぎたということだった。めったにないチャンスを一発でしとめたことになる。ちょっと近づくとすぐに逃げ出す敏感な鳥をうまく捕らえた。見事。 |
夕立ち前 木の影が水面に写っているところらしいが、水面にまったく波がなく、正立像を上下逆にしたように写っている。水面に写った木の影、これだったら上下逆にして見ても同じではないかとの考え方も成り立つ。しかしあえてそうしなかったのは、夕立が近づく空模様を何らかの形で表現したい、そんな意味もあったのだろう。 |
おどる 希望が丘での撮影会だったらしい。かなりの人数での踊りのようだが、そこをうまく切り取った。トリミング作品でないとしたら、長いめのレンズをうまく使っている。光の具合もいいし、ピンともきっちりきている。上品ないい写真に仕上がった。 |
とまる 何かわからないが、黄色い坊主の頭にシオカラトンボが止まっている。ピンともそこそこ来ているし、バックも空かと思われるぐらいほとんど何も写っていない。トンボの生態写真としてならこういう撮り方も意味はあろうが、普通の写真としては、周囲の環境その他、もう少し情報があったほうがいいだろう。 |
夏草 題は夏草と素っ気ないが、紫の可憐な花がやさしくとらえられている。草むらの中の花らしく、バックがややごちゃごちゃしているが、そこそこのボケの範囲内で、うまく抑えられたといえる。ピント合わせのポイントに右の花を使ったのだろう。これが画面の真正面に来ている。シャッターの時点でちょっとどちらかへずらしておくと解決する。 |
赤目四十八滝 うす暗い空間に浮かび上がる水の流れを徹底的に流してやろうと思ったのなら、それはそれで一応の目的は果たしたことになる。現場でのイメージと結果が一致したかどうかが問題だけど。しかし、何も考えずに結果がこうなったというのなら、写真としてはちょっと暗かった。特にせっかくの岩肌だからもう少し見せてもよかっただろう。 |
日野祭りの子供 桟敷窓から子供が2人顔を出している。特に右側の子供、妙なサングラス(といえるのかどうか)をかけて、帽子をかぶって。その澄まし顔が何とも面白い。せっかくのチャンスにもったいないなと思うのは、2人の表情に何の関連もないこと。その状態になるまで粘るのも気が引けることだけど。 |
水辺の一輪 一幅の絵を見るような雰囲気がある。花全体にしっかりしたピントが来て、後はうまくぼけている。バックは水面なのか、霧がかかったように見える。この面の色が空を映すなりして、もう少し色がついていたら、さらに生きた写真になっただろう。 |
狂宴 アジサイ、らしい。露出間ズームをしたらしい。そのこと自体はうまくいっている。しかしここでこの手法を使う意味がもう一つよくわからない。アジサイの花という静的なものに、何か動的な要素をということだろうが、風で揺れたとかならわかるが、なぜ露出間ズームなのか。策におぼれたような気がする。 |
アジサイ アジサイの花の中心部をメインにまとめた。周囲の花に乱れがあり、こういうまとめ方になったのだろうが、珍しいまとめ方だ。小さい粒の手前のほうにしっかりピントが来ている。面白い狙いになりかかっているのに、そこでとまってしまうのは、光が一般的だからか。 |
花の森 手前の花の群生を撮っていたら、遠くの道を白と赤のカサが通りがかったというところか。手前の花だけを狙った場合、こんな中途半端なアングルになるはずはないから、思わずカメラを上へ振ってしまったのだろう。赤と白のカサは、この大きさでは主役になれないから、カメラは下へ向けたまま、上の端のほうへ置けばよかった。今のままではすべてが中途半端に終わる。 |
宇賀渓五階滝 米田さんのメモに「F18,15分の1秒」とある。上のほうの水は止まり加減、下のほうはきれいに流れている。自然の摂理だけど、水の速さは落下距離が増すほど早くなることがわかる。流れの幅が広い単純な滝だけど、両側の岩に当たる光が荒々しさを照らし出して、強い写真になった。 |
雨に打たれて 水面にスイレンか何かの花が浮いているところらしい。黒い葉の影のようなものとの関連が読み取れないが、水面に写った影のようでもある。これも露出間ズームの手法を使ったらしい。「雨に打たれて」ということだが、池の水面は静かだっただろう。それに物足りずにこの手法を使ったのだろうが、今ここでそれを使う意味がよくわからない。 |
木漏れ日 スプリンクラーから噴出する水が主役かと思ったら、「木漏れ日」だという。木漏れ日が水にも当たっているのは確かだが、なんとなく肩すかしを食った思いである。周りの状況が読み取れないが、たとえば水が飛んでくる位置に立ち、花に当たる部分を狙うとか、せっかくのチャンスなのに、狙いが平凡すぎた。 |
綱渡り たぶん抜け殻だとは思うが、足1本でぶら下がっているのだろうか。ひょっとして後ろ足もひっかかっているのかもしれないが。ピントはきっちり来ている。バックはボケてはいるが、ちょっと煩雑すぎた。とはいえ、これは相手があること、自由に変えることもできないし、これ以上仕方がないことか。 |
新緑の水辺 新緑の・・・、確かにそのとおりだが、緑の色がもう一つぱっとせず、緑の葉っぱに白い粉が吹いたような色に仕上がった。緑の難しさだろう。その緑を通して向こうに日向で遊ぶ子供たちが見えるが、それがややオーバー気味。手前の暗さを考えると仕方がない・・・というより必然だけれど、せっかくの人物なのに生きてこなかった。 |
小さな狩人 かえったばかりのカマキリ。非常に繊細な写真だ。アジサイのピンクの花びらと、ブルーの粒の部分、バックのグリーンの色の組み合わせがなんとも難しい。その濃い緑のバックに淡いグリーンのカマキリが入り込んできた。上から撮らなかったのは、ピンクとカマキリとの喧嘩を避ける意味だったのか。撮っているときにはそんなこと考えないとは思うけど。 |
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