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>>> 2014・風景写真同好会作品一覧  <<<
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2014・全作品一覧


■ TNK-y

 願いを込めて  

 火渡りの前の水行だとか。火の上を歩いたり、水をかぶったり、それもこのように背中からざんぶとかぶるのだから神主さんも大変だ。と思っていたら、撮る方も大変だそうだ。カメラを高くして狙っているところが、後ろに写っている。人と人との間からの撮影らしいが、いいチャンスをつかんでいる。


■ KJM

 しめなわ  

 皮を剥がれた杉の木に横綱級のしめなわ。それをワイドレンズで真下から狙った。下面が暗くなるところだが、地面からの反射がそれを助けたらしい。惜しかったのは、杉の幹全面が同じ明るさだったこと。太陽が右か左かへ寄っていてくれたら、絵は変わっていただろう。


■ MYT

 囲炉裏部屋  

 一見してイタチがすだれに張り付いているのかと思ったが、自在鍵だった。ほの暗い囲炉裏の部屋からすだれを通して明るい庭先を見ているところらしい。窓から入り込む光が緑色に染まって、夏の明るい太陽を感じさせる。右側の障子の桟を、1本目まで見せてもよかったかも知れない。いい写真だ。


■ SRI-k

 湖上から参拝  

 これはびっくりしたなー。何でこんな所に遊覧船があるの。船上からの人にはいいかも知れないが、神社側からの人にとっては、こんなことをしょっちゅうやられた日には、たまったものではない。題は「身勝手」か「はた迷惑」でどうだろう。


■ MTNM

 カモ  

 冬枯れの蓮池。そのなかでカモ(だと思う)が一羽。天気がよかったのか、全体が紫がかったトーンに仕上がったのがよかった。枯れアシのぼけが前面にある。ピント合わせが難しいところだがうまくいった。もう1羽、遠くにでも見えると遠近感が出たのだが。


■ MBYS

 シナマンサク  

 マンサクの花が二輪(奥にも二輪咲いているから実際は四輪だけど・・・クルマの話ではアリマセン)。お雛さんのように同じ大きさで並んでしまった。去年の葉が十二単に見えなくもない。写真としては遠近感を生かして、大小関係を作ると絵が安定するのだけど。


■ ATRS

 古刹の秋  

 長命寺だとか。上半分が神社の建物、下半分がモミジの木。絵が上下に分かれてしまった。天気がよすぎたために下のモミジが上の建物を食ってしまった。モミジが一人大騒ぎしている。その同じ光が建物の屋根に影を落として負の働きをしている。天気がいいのも考えもの。


■ HYS

 春遠からじ  

 柳川園地の近くだという。琵琶湖にこのような砂州(砂嘴)があったとは知らなかった。ワイドレンズで狙ったために、肉眼で見るより以上に遠近感が感じられるのかも知れないが。ホワイトバランスを変えたのか。全体をブルーに仕上げたのがよかった。


■ MRKM

 マキノ雪景色  

 マキノの並木道。走っているのは除雪車だろうか。現場へ行くまでが大変だっただろう。長めのレンズを使って圧縮したから、雪の枝がまるで天井のように見える。面白い表現である。カメラを若干下へ振って、下を見せた(除雪車の手前を見せる)ほうが絵が安定しただろう。


■ SRI-t

 人を待つ  

 ミホミュージアムの傘の影だという。面白い狙いだ。しかしこのままでは、ここで止まってしまう。忍者の黒装束の女性などを影の中へ入れて、顔だけを日向へ出す。何か演出をすると作品になる。その顔を影の中へ置くか日向へ出すか。左から2番目の影の中に見えるポールがヒントになる。口で言うのは簡単だけど、実際やるとなると簡単な話ではないが。


■ YND

 斜光  

 文字通りの斜光。特に太い幹の影の中で手前に伸びる細い枝に見える一直線のハイライト。賛否両論がありそうだが、私はこれが効いたと考える。問題は上部の白い部分。これを影にするかしないか。影にすると左上の細い枝が死ぬ。諸刃のやいばか。


■ OOT

 星景試作  

 星の日周運動。テスト撮影だとか。かなりのワイドレンズらしい。のっぽビルが曲がってしまった。それは仕方がない。真北を向いて撮っている。多分最近の撮影だろう。冬場の北の空は寂しい。北斗七星が上がる初夏がいい。冬場はオリオンが上がる東の空。飛行機のライトは肉眼ではよく見えるが、写真には殆ど写らない。流し撮りをしたときに動きの速い部分が写らないのと同じ理屈。


■ NKMR-m

 祈年神道火渡り神事  

 宮司さんの火渡り。左手に持つ神具(名前分からず、お許しを)も見せたい。火渡りの足下も見せたい(残念ながら火が衰えて画面からは熱さが感じられないのがつらいが)。ということで、絵としては結局どっちつかずになってしまった。瞬間の判断の難しさだ。


■ TRTN

 早春の湖  

 ネコヤナギを前景にして雪の比良連峰。中景の島は沖島らしい。事情は分からないが、しっかりした杭が並んでいる。問題は横の棒。ネコヤナギとの関係で扱い方が難しかったとは思うが、寺谷さんはあえて入れたという。ボクは、ネコヤナギの処理さえできたら、無理に入れる必要はないと思うが。


■ SRI-c

 宇治橋  

 橋と木との組み合わせ。普通は漠然と組み合わせてしまう。あとで見直してみて、肝心なものが隠れていて泣くに泣けないことがよくある。いまの例でいうと、一番手前の橋桁の影の部分に、昔の立て札のような白い屋根型が見え、これが橋桁ごとに向こう岸まで並んでいる。全部見せることは無理だが、せめて2本目ぐらいまでは見せたい。ところがそれが見えない。よく見ると木の枝と重なっている。いまの場合は小さいことだけど、重ねる場合はくれぐれもご用心。


■ KDM

 古刹雪景  

 雪の古刹。人はいない。大きい手水鉢を手前に置いた。多分その上にある柄杓を意識してのことだろう。意図は分かる。しかしその柄が画面を左右方向に横切っており奥行き感を塞ぐ結果となった。柄の方向を参道と並行に置くと絵がスムーズに流れただろう。


■ NMR

 寒い和舟  

 雪のあとか、黒い木の幹に雪が白い。ヨシに囲まれた入江を行く和船。櫓をこぐ船頭さんはともかく、船の上でじっとしている観光客は寒いぞ。木の陰が船の行く手を塞いでいるように感じる不思議さ。湖面に波があるとその感じはなくなるのだろうが。


■ TJ

 ブルブル  

 ブルブルと寒さに震えているのかと思ったら、水浴び後の羽を払っているところらしい。足と頭部は不動。目の玉などはピントもぴしゃり。胴体は大きく振れている。肉眼ではとうてい見極め不可能なカメラならではの視角である。まるで鳥の隠し芸を見るようだ。


■ YMMT

 大地のめぐみ  

 台の上に色とりどりの新鮮野菜が並ぶ。突き当たりの窓を見ると屋内のようでもあるし、右の壁面の装飾を見ると屋外のようにも見える。不思議なスペースである。何か意図があって野菜をアップしたのだろうが、見る立場からすると、もう少し左から、作業している人を入れてもらった方が分かりやすい。


■ YMD-t

 収穫のころ  

 爽やかな秋の日、右の棚田の上に人影が見えるが、作業中の一休みか、作業を終えてのくつろぎか。全体を叙情的に捉えているため、そのあたりの細かいことは分かりにくい。民家の一部を見せたりして、それなりの絵作りは見せているものの、ここ一発のつっこみ不足は否めない。


■ AOK

 凛として  

 但し書きに「宗谷岬よりサハリンを望む」とある。まあ要するに旅の記録である。それはそれでよい。しかしこのモニュメントを作品にするためには、それなりの構想が必要になる。いまはそれは求めていないわけで、観光客などの姿を入れた方が写真としては生きてくるだろう。


■ KR

 ナザレの女  

 八百屋の店先らしい。山と積み上げられた品物はジャガイモのようにも見えるがよくは分からない。その山に覆いの隙間からもれた光が射している。その光の中で品定めをする女性。エプロンに当たる光と上半身のセーターの蔭。その陰陽がポイントなって写真が生きた。奥の男性の頭部がもうちょっと右へずれていたら・・・。


■ TJMR

 白梅  

 快晴の日の梅の花一輪。横に添えられたつぼみが生きた。それらが細い枝と組合わさっているのだが、絵としてはもう少し斜めになった方が落ち着くだろう。こういう写真の場合、鉛直方向にこだわる必要はないのだから、枝が適当な角度になるまでカメラを傾ければよい。


■ NGC

 紅梅に止まる小鳥  

 なんとまあ可愛い。ジョウビタキの雌だとか。それが紅梅の枝にとまっている。野口さんが日頃こだわっている若干明るいめの色調が、春の明るい日差しの中で生きた。小鳥の背中を通る縦の枝にこだわりたくなるが、これがなければ鳥はここに止まれないのだから仕方ないな。


■ INUE

 サクラ草  

 サクラ草をアップした。爽やかな色調が淡いバックにうまくマッチした。問題は左下の隣のぼけ。これが若干絵をややこしくした。しかしなければいいのかというとそうではない。何か変化は必要。その手頃な変化の難しさ。


■ ICK

 獅子舞  

 獅子舞を大きくアップした。これら2人の手はすべて止まっている。それに対して手にしたもの(専門用語が分からないので何とも歯がゆいのだが)は、ちょうどいい具合に振れている。普通の明るさのときに、ここまで振らすことはいまのデジタルでは結構難しい。うまくいった。


■ IMGW

 飛びたち  

 2羽の白鳥が離水していくところ。水面上を走るように水を蹴っていく様子が手に取るように見える。皆さんの写真を見せてもらって、鳥が動作を始めるときのポイントは、羽の両端についている、人間でいえば手の指に当たる羽の表情にあると思っている。この写真でいえば前の鳥の右羽の先端。これの力のあるなしで鳥の姿が変わる。その指もきっちり見える。


■ MTOK

 雨の日も楽し  

 姉妹だろうか、学校へ急ぐ傘2つ。気持ちに通い合うものがあるからだろう。2つの傘が1つに見えるから不思議である。この水筒は誰が持っているのだろう。お姉ちゃんが傘と一緒に右手1本で持っているのだろうが。これがなぞめいて見えるから写真は面白い。


■ TNK-i

 のどかな湖北  

 魚釣りは小学生の時以来縁がない。釣っている魚の種類も分からない。楽しいのだろうな、おばちゃん。伸ばした手の指先が生きている。子供が網を持って、オットットとやっていると面白かっただろう。





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