>>> 2014・風景写真同好会作品一覧 <<< |
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2014・全作品一覧 |
秋日和 いい光線だ。特に上のシカの顔から耳への線のハイライト。のど首の細かい毛先。下がごちゃごちゃしているからその部分をカット、比例して右もカットする。いまこのままだと明るい水平線が画面を上下に分けているから、多少の調整にはなる。 |
今年もやってきました よかったね、今年も来てくれて。メジロてこんなにまるまるとしているのかな。長いレンズで狙ったのか。バックがうまくぼけた、難しいピント合わせもぴしゃりと来た。赤い花のぼけも隅のほうに一つ。これでよかった。たくさん散らばると落ち着きがなくなる。 |
古刹 「古刹」とあるだけで場所は分からないが、庭園のライトアップ。普通こういう写真は人工的な光を撮るわけで、結果的には誰が撮っても同じ写真になる。しかしいまの場合は、手前に柱の組み合わせを置いたために、庭園の空間がいくつかに分断されることになり、それが新しい印象を作り出した。特に左から2番目の縦に長い空間に見える細い幹に当たるハイライト、これが効いた。いい写真だ。 |
彩りの木立 どこかの庭園か、それとも公園か。モミジの葉っぱにモヤが漂う中に、朝日が射してる。特に右下。Yの字型の幹と赤い葉っぱ、いい雰囲気である。左の方は若干ややこしいから、左と上を少しずつカットすると、モヤが浮き立ってさらによくなるだろう。 |
湖岸の樹 彦根・磯の湖岸。いままさに夕日が没するところ。下の黄色の円は何かと思ったら、道ばたのポールの先の反射板だとか。湖岸道路が岬を回るところを道路を挟んで内側から撮ったところらしい。夕暮れどき、歩道もない急カーブの外側で写真を撮るのはつらいけいれども、無理を押してでもやらないと写真にはならないいやな場所でもある。ボクがこんな事を書いたからと言って、ゆめゆめ無理はなさらないように。 |
都会に映るクリスマス ということは、これはカメラの後ろにある大きなクリスマスツリーがガラス面に映っているところか。バックの構造体も写っているものか、それともこれはガラスの向こうにある実体か。そこのところははっきりしないが、それはどっちであっても大事なことではない。この写真が物足りなく感じられるのは、「都会の・・」と言いながら人間が全く見えないこと。場所を考えて、人物を入れたら狙いが生きただろう。 |
ダム湖の秋 右の岬と枯死した木の幹は分かる。水面が黄色いのは対岸の紅葉が映っているのだろう。と簡単に考えてしまいがちだが、よく考えてみるとこれが不思議。対岸の水際は画面の上外にあるはずで、そこから上へ空色の部分、ネズミ色の部分と積み重なってその上が紅葉の黄色と言うことになるはず。どうしたらそんな面倒くさい色の重なりができるのか。これはちょっと難しい。 |
まだらな積雪 飛行機の上から下の雲の峰を見ているところかと思ったら、何のことはない積もった雪の断面だという。雪の材質感の描写、影の部分の淡い紫色。雪に対する露出は見事。全体として何かポイントがほしい。杭か何かか、それともアスファルトの部分の白線でも。 |
早春の花 花にきっちりピントが来ている。後ろもうまくぼけているし、基本的なことはしっかりクリアーできている。それでいて画面全体に何となく力がないのは、白に対して若干露出オーバーなのと、撮影した場面が光量が不足だったのと、この両者の相乗効果と言うところか。 |
落葉 まあ見事な紅葉だ。赤い葉っぱが見事。だけども若干盛りは過ぎている。それを意識しての「落ち葉」だったのだろう。だけれどもそれはプリントしていざタイトルを付ける段になっての話し。撮っているときはちゃんとした紅葉のつもりで撮っている。それが証拠に落ち葉の部分より現役の部分の方がはるかに多く入っている。もし初めから「落ち葉」なら、カメラはもっと下を向いていたはず。 |
尾上初冬 このきれいなブルー、久しぶりのムラカミ・カラーを見た思いである。その湖面を白い船が行く。何本かの木を横切って行くわけで、さてどこへ入れようかと迷うところ。今のままではちょっとタイミングが悪かった。そうかといって真ん中の広いところへ入れたのではわざとらしいし。 |
新年吹き初め 吹いている楽器はユーフォニュームだとか。神社の拝殿の前での初吹き、それはいいけど地面には雪が積もっている。そんな寒いところで冷たい楽器を素手で・・・。と同時に撮る方も寒いぞ。所々にさりげなく光るクロスフィルターの線が生きている。 |
紅葉まじか 前回と類似の場所だが、構図は若干変わっている。結局、滝か紅葉かと言うことになるのだろう。いまの場合、右からの木が強い。前回の葉、木が2段になっていてもっと強かった。で紅葉の勝ちと言うことで決着が付いた。いまもそれで決着がつけばいいが、今回の場合は紅葉にそこまでの力はない。さりとて滝を主役にと考えると木が邪魔をする。難儀やぞ、この絵は。 |
雪に染まりて 雪が夕日に染まったりするのは、見たことも聞いたこともあるが、花が雪に染まるとはね・・・。赤い花をモノクロームにして白くしたという意味だろうか。いくらモノクロームにしたとはいえ、赤を白にするのには難しかっただろう。かなり無理をしたのではないか。その結果の雪の白飛びか。まあ、そんな理屈はこねず、素直に見たら、薄いグレーの花びらの中で白い花弁が印象的だけど。 |
ヤッター . お孫さんかな、かまくらの中に入って喜ぶ子供の表情がストレートに表現されている。ストロボか別の照明か、とにかく補助的なライトが使われているが、子供の表情を捉えるのにうまくいった。せっかく作ったのだからと言う気持ちは分からなくもないが、かまくらの上部はカットした方がいいだろう。とにかくこの場合は子供の表情を第一に絵を作る。 |
秋化粧 妙光寺・御池の秋。見事な赤だ。そのモミジと三上山をうまく組み合わせた。山をもう少し右へ寄せてもよかったかとも思うが、このままでも決して悪くはない。山に近いためレンズが短くなり、山が寝てしまうのが苦しいところだが、こればかりはどうしようもない。 |
撮れたかな 平等院での観光客。さてこの題名は何をさすか。広く言えばで自分撮りする和服の2人、真ん中の男性はちょっとあいまいだが、左の女性2人もカメラを構えているらしい。しかし、おそらく智恵子さんが意識したのは右の2人ではなかったか。だとしたら、左の3人は捨てて右2人に肉薄・・・・。 |
晩秋 山里の秋、朽木桑原地区、針畑川沿いと注釈がついていた。狙いは真ん中の光を受けた木立だろう。逆光が美しかった。思わずカメラを向けた、正直に。この「正直」にが問題。結局、猿の親分が真ん中にどーんとがんばっているような絵になってしまった。岩でも山でも草むらでも真ん中にどーんと置くのは注意を要する。 |
雲間の頂 冊子にしたとき、どれぐらいの表情が出るか分からないが、モノクロームの画面に手前の木の葉だけが鮮やかな緑色を保っている。勝手にこのように写ったのか、何か手を使ったのか。霧の中から浮き上がった峰がポイントだが、もう少し右上へ持って行けたらさらによくなった。 |
物思う 角がない牡鹿。山元さんは「沈思黙考」しているように見えたという。確かに、うっかり見ると鹿の彫塑のようにも見える。角がない鹿の像を造る人はいないとは思うが。曇り空だったのか、全体が光に乏しく、風景が重たいのがつらかった。 |
幽谷晩秋 暗い谷川らしいが、光をうまく捉えた。特に右下から左上へ続く水面の輝き、若干段差があって、水が波打っているのかと思うが、そのラインが生きた。上の木の部分を若干カットすればもっとよくなるか。右側、真ん中へんにある岩に近づいて、左奥の岩と組み合わしてポイントとする手もあったか。 |
光る竹 文字通り光る竹。コントラストを上げ、全体を濃い紫に仕上げたのが効いた。一見ワイドレンズかと思うが、実際には取り立ててワイドでもなさそうだ。何本か見えるハイライトが主役だが、右に見える2本のシルエットも強い働きをしている。 |
雪見富士 快晴の日の雪景色。上に細い木の枝を置いて下に三上山を持ってきた。ワイドレンズで山が寝てしまったが、それは覚悟の上だろう。構図としては、木の枝を意識したためか下部がぎりぎりでカットされ、絵全体としては落ち着かなくなった。それと光の問題。カメラの真後ろに太陽がある。結果、山全体が陰影に乏しく単調になってしまった。 |
水鳥の楽園 静かな池面に水鳥が遊んでいる。二種類のグループに分かれているらしい。一つ一つを見ると可愛いく見える。問題は写真として全体を見ると、鳥が散らばっていて変化に乏しいということになる。手前の近いところにアップできる鳥がいるといいのだけど、実際にはそれは不可能だろう。となると手前の岸の一部を見せるとか、何か前景をという事になるが、余り関係のないものを置いてみても意味ははなさそうだし・・・。 |
秋 一見昼間の写真に見えるが、下のライトを見ると人工的な光線らしい。真っ暗になってからライトアップは光が単調になるから、ライトが点灯してから真っ暗になるまでの間が勝負。いまの場合は紅葉はうまく表現されたが、庭の敷石などがごちゃごちゃと見える。そこら当たりが暗くなるまで待つと効果が上がっただろう。 |
早朝の桂浜 砂浜があって岩があって白波がうち寄せている。普通の海岸の風景だけど、「桂浜」と名がつくと、「ああ、土佐の高知の・・・」と言うことになる。一種の歌枕である。岩に砕け散る白波の表情がいい。特にしぶきが流れずにぴしゃっと止まっているところ。 |
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