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>>> 2014・風景写真同好会作品一覧  <<<
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2014・全作品一覧


■ IMGW

 朝の光  

 木浜の湖岸道路沿いの内湖だろう。冬場には水鳥が集まる。この写真のポイントは、一にも二にも雲間からさす光芒。これがなかったら力のない写真に終わっていた。三上山の山頂部が雲と重なっていなかったら・・・、しかしこればかりは相手があることで。


■ MTOK

 寒い朝  

 朝の光を真正面から受けて女の子が2人、学校へ急ぐ。カメラには光が当たらず、いいポジションだった。手前の裸の細い木、これも効いた。右の子の右下に光るマンホール、これも使い方によっては生きたがかも知れない。吐く息が白く写らなかったかと欲張ったが、マスクをしているらしい。


■ TNK-i

 野洲川渓谷  

 野洲川渓谷青瀬橋から望む巨岩。秋の夕日に照らされて見事である。岩の右上にトンネルがあって構図が思うようにいかないがうまく隠している。これで文句なしのようだが、欲を言えば右端の紅葉が強い。これが影になると巨岩の紅葉がもっと映える。


■ TNK-y

 青風道  

 何枚かでてきたトンネルの写真、濃淡の差こそあれ褐色が基本的な色になっているが、これは青を基本にした。ホワイトバランスを変えたらしい。これはこれで生きた。人物をはずし出口に小さく2人だけにした。一つのこだわりだろう。たかがトンネルかとも思うが、カメラの高さ一つで写り方に差が出る。今回の4点、一つの勉強材料にしたい。


■ KJM

 去りゆく秋  

 どこかの参道か。森の中を行く小径。一面に降り敷いた落ち葉、その向こうの赤い橋。ということで画面の下半分がポイントになっている。で、上を見ると余り魅力的なものはない。思い切ってカメラを下へ振ったらどうだろう。いま、画面ぎりぎりに見える石の線。小さなステップかと思うが、これが画面の邪魔をしている。カメラを下へ振って、この石のステップを生かす。


■ MYT

 秋色  

 紅葉した何かの葉っぱ。葉脈の細かな線が生きている。問題は後ろのぼけた葉っぱとの重なり。2枚とも後ろの葉っぱに邪魔をされている。カメラをちょっと動かしたら・・・というような、小手先で解決するものではなく、根本的な場所選びからと言うことになろうが、今のままでは折角のピントがもったいなかった。


■ SRI-k

 長命寺港より望む!   

 ブルーシート、縄か何かを包んでいるらしい。タイトルは「・・・から望む」となっているが、写真のテーマはブルーシート。じゃ、向こうのヨットから上をカットして下半分にした場合どうなるか。ブルーシートが3つあるだけで、意味不明の写真になる。結果的にポイントがはっきりしなかったということか。


■ MTNM

 飾り物  

 何かの置物か、飾り物か。きっちり撮れているなと言うのが第一印象。こういう写真はとにもかくにもきっちり撮ることが第一。歪んでしまうと別の作品になってしまう。両側の縦の線がカーブして見えるが、これはレンズ固有のゆがみ。


■ MBYS

 紅葉  

 きっちり撮れているにもかかわらず、写真全体がはっきりしない。何故か、結局、ピントがきている部分とぼけの部分との明るさ、色の区別がはっきりしないということだろう。上から下りてくる細い枝、これが印象的。せっかくいい部分があるのだから、曖昧な周囲のぼけをカットして、枝を中心にまとめてみると、いい写真になる。


■ ATRS

 冬の準備  

 車が来ないのだろう。中学生か、高校生か。ローラースケートを履いて、冬への準備。高校のクロスカントリーの選手なんかは、もっと前後に長いローラーを履いてやっている。見ていると楽しいように見えるが練習となると結構しんどいものらしい。写真としては道路に長く伸びた影がいい。もう少し右へ出たら選手の肩口に太陽を置けたかも知れない。相手との関係もあるから勇気が要るが。


■ HYS

 色づく季節  

 何故か分からないが曖昧な感じがする。木立と茶畑の間の部分。低いモミジと背後の木の幹とが重なって、水に映っているように感じられる。そこがねらいだったかのようにも見えるが、肝心なポイントをつかみかけて、結局手放してしまった、そんな感じを受けるが。


■ MRKM

 女  

 写真も強いが題も強い。いやはやいまの女性は強い。陶芸の森にあった作品だというが、四角な平面を組み合わして組み立てたような荒々しい塑像。後ろからの光で、頭部から肩口、右腕へのハイライトが効いた。目の上直ぐのところで切ったのか切れたのか。


■ SRI-t

 兵主大社  

 事情は分からないが、瓦屋根が冷色(青色)に仕上がった。それと紅葉の木々を組み合わそうとした。意欲は分かるが、それが空振りだった。紅葉の光と影の差が強くバラバラになってしまったことと、その強さと瓦屋根が喧嘩した。


■ YND

 靄の中  

 メモに「原不動滝」とあるが・・・。手前の木の様子を見ると秋口のようにも見えるが、右下の白く輝く部分は雪のようでもあるし、水のようでもある。「靄の中」という題は左下の部分を言うのだろうが、水のしぶきなのか、自然の靄なのか。いろいろ疑問は感じさすが、全体としては力の強い写真である。


■ OOT

 うたかたの季  

 淀みに浮ぶうたかたはかつ消えかつ結びて・・・(方丈記)、人間の目にはバックの木の陰も、水面に浮かぶ落ち葉も一緒に見えるが、カメラの目ではそれをはっきり区別している。ピントは落ち葉や波に来て、木の陰はぼけている。結果画面の二重構造が面白い。


■ NKMR-m

 光跡  

. 比較的短いレンズで遠近感を強調し、入り口は画面に入れずに光の線の流れで絵を作った。一応の目的は果たしたが、トンネル内の照明台が載る基本的な構造線とカメラの高さが一致した。その結果、その線が横一線となって、画面を上下に分けた。ちょっと苦しかった。


■ SRI-c

 トンネル  

 トンネルの曲がり方が違うだけで、上の中村さんの写真と構図的にはよく似ている。大きな違いは入口(出口)が画面に入って、そこが明るくなりすぎた。カメラの高さは中村さんよりは低い。結果構造線が画面を上下に分けるのは避けられた。もう少し低い位置から狙ってもよかった。


■ KDM

 林道を染める  

 少し長めのレンズで数本の紅葉をブロックとしてまとめた。私の勝手な推測だが、両側は写真になりにくかったのではないか。そのために両側をカットしている間にこのようなレンズワークになったのではないか。構図、色調ともに穏やか。曇り加減の天気もそれに荷担したか。


■ NMR

 光と影  

 ミホミュージアムの内部らしい。ガラス張りの屋根の枠組みが影を落としている。太陽の光が画面右下で強く反射している。それに対して奥に佇む人、歩く人。遠近感が強く出た。画面を水平に横切る影を少し傾けるなりの処理ができていたら、床のハイライトがもっと生きたのではないか。


■ TJ

 とったぞー  

 カワセミが獲物をゲットして水中から飛び出して来たところ。私など素人から見れば、飛び出してくる場所がどうして分かるのかと思うが、カワセミの場合は飛び込んだところとほとんど同じ場所から飛び出してくるらしい。それにしてもいいタイミングだ。連写だろうか。トリミングによるのかも知れないが、画面に荒れを感じるのがつらい。


■ YMMT

 風になびくや花芒  

 山頭火の風景、イメージとしては”分け入っても分け入ってもススキの野”、という雰囲気なのだが、惜しいかな広さという点で若干苦しいか。結果として両端に置いた木の陰が広さを塞いだか。いまの場合、特に右側。こちらを開ければ広さが出ただろう。実際には木はあるわけだから、カメラの場所を選ぶ以外手はないが。


■ YMD-t

 秋の彩  

 「信楽陶芸の森」との但し書きがある。左の山元さんの作品も同じ場所らしい。よく見ると山元さんの右端の木が山田さんの葉をつけている木らしい。ススキの群生をバックに手前の木を撮っているわけだが、いまの場合はススキが邪魔をした。ススキの穂がうるさすぎる。添付のデータによるとf=13とある。レンズの長さが不明だが、絞りを開けたら、あと少しはぼかせたかも知れない。


■ AOK

 連れ添い  

 雪の上の足跡、人間と犬が連れ添ってと言うところらしい。単純な絵だけれども、雪面の描写が抜群。普通このような一面雪という場合、オートでそのまま撮るとネズミ色に写ってしまう。それが今の場合は、雪の白さがうまく表現できている。さらに右下から左上への明るさの微妙な変化がいい。


■ USJM

 紅葉の門  

 ライトアップの写真らしい。が、2人が佇む門の中は奥の白壁が明るすぎて、昼間のように見える。ライトアップの雰囲気は上のわずかに残った紅葉と屋根瓦ぐらい。あとは暗くてよく分からない。門の屋根と上の紅葉だけで絵を作った方がはっきりしたのではないか。


■ KR

 おしゃべり  

 右上奥に見えるのが富士山の山頂部らしい。となるとどこか周辺の湖か。船は観光船だろうか。それを前にベンチに寄り添う2人。横からの光がいい。もっともこの傘が何ほどの効果があるのか、我々男性には分からないが。


■ TJMR

 通天橋  

 これはすごい紅葉だ。目で見たときは圧倒されるだろう。しかし、それをそのまま撮っても写真には苦しい。今の場合夕方らしく、光線が正直になってしまった。通天橋とその下のわずかな部分をアップした方が絵になったのではないか。せっかくのく紅葉なのに惜しかった。


■ NGC

 田圃に来た珍鳥  

 但し書きに、「アオアシシギの様です」とある。お母さんが子供を連れて散歩中というところだろうか。鳥の大きさその他が、私には分からないが、できあがった写真だけで言うならば、親鳥の足の部分と手前の草の茎とが妙な重なり方になった。あと一瞬シャッターが遅かったら解決したのにと思う。野口さんとしたらそんなこと百も承知だろうから、何らかの障害が起こったのだろうが。


■ INUE

 彩  

 大きな木を下から見上げた。「彩」とタイトルがついているから、木の葉の色の変化がポイントだったのかも知れない。と思って紙焼きを見ると普通の写真に見える。しかし、パソコンの画面で拡大してみると迫力が増す。特に2本重なった幹の部分。手前の幹に当たるハイライトがきいている。大きく伸ばすと力が出る写真だ。


■ ICK

 トンネルの向こうに  

 同じトンネルが何枚か出て来たなかで、この1枚だけが望遠レンズを使った。向こうの入り口からの反射光があるというものの、決して明るくはないから勇気ある選択だった。結果、人物が単なる点景で終わらす、主役になった(手前の2人)。題がこれでよかったか疑問。テーマはトンネルの内部だから。





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