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>>> 2014・風景写真同好会作品一覧  <<<
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2014・全作品一覧


■ ICK

 ずいき祭  

 ずいき御輿が奉納されたところらしい。真っ白のロープの逆Y型の緊張感が生きている。ずいき本来の色の濃さと、外からの光の明るさに負けて、御輿そのものが暗く描写されたのがつらかった。プラス補正をしても外の明るさも同じように明るくなるだろうし。


■ YMD-k

 漁場へ向かう  

これは海かな。朝(だと思うが)の光の中を漁場へ向かう船の雰囲気がよく出ている。私などあの暗い時代をちょっとでもかじった者には、上陸用舟艇を思い出す。少しバックして、何かシルエットで陸の表情を入れると全体が生きた。


■ IMGW

 朝光  

  木の手前と奥の2本のススキの線、後ろは途中でとぎれて蔭にはいる。自ずからそこに生ずる明暗の空気感。これが生きた。左の木が明るい空気の中にあったらとも思うが、これはこれでよかったのだろう。Y字形の左に見える極細のエッジ。これが木の存在感につながった。


■ MTOK

 谷間の鯉のぼり  

 なんとまあ哀れな鯉のぼり。手前は橋だから川をまたいでいるのだろう。観光客が来ているというのに、あいにくの雨。しかしそれはそれで仕方ない。右に傘を2つ入れたのは、せめてもの慰め。空はすべてカットして、下の川を入れたら、写真になったかも知れない。橋の欄干の文字。「雨でご免ね」ぐらいのユーモアがほしいね。


■ TNK-y

 ふる里の便り  

 穂が立ってしまったススキ。それがふる里の便りというのが分かるようで分からない。ようするに、タイトルに困り果てたのだろう。内容がはっきりしている写真は題もぱっとひらめく。


■ KJM

 荷担滝  

 荷物を担う、滝の形から来た名前だろうか。そういえば何となく分からなくもない。階段を1段ずつ下りてくる左側の流れ。右の2本はストレートで流れ下る。その流れをうまく流した。もう少しシャッターを速くし、滝壺に跳ねるしぶきなどが一部とまるともっと迫力が出ただろう。


■ SRI-k

 早く頂戴!  

 釣り人の後ろでおこぼれをねだっている猫。それだけだと余り面白くもないのだが、釣り人がまたに挟んだ釣り竿がきいた。これで場面設定が明確になる。人間にもしっぽがついとるじゃねえか。


■ MTNM

 御輿の台車  

 台車というのは車だし、御輿は本来担ぐものだし。担ぐ前の移動用の台車のことかも知れない。ちょっと分かりにくい。そういう面倒くさいことを言わなければ、この縄仕事の手間が入ったこと。特に細い縄。まだこんな仕事ができる人がいる。写真としてはもう少し濃く焼くと味が出てくる。


■ MBYS

 落日  

 比叡山の左へ日が落ちていく。オリジナルのデータを見るともう少し分かりやすいかも知れないが、太陽が明るすぎた。おそらく太陽全体が空中にあったのではないか。そのために空の色が飛んでしまった。太陽が山沈む最後の点ぐらいになったところでシャッターを切る。下半分が暗くなってしまうかも知れないが、画像処理で手を打つ。


■ ATRS

 収穫のあと  

 どの地方か、滋賀県では余り見ないわらの処理方法。手前に一つ大きのを置いて成功した。そのため頭のてっぺんがちょんまげのようにくくられていることもはっきり見える。できれば田圃の株の線を斜めに置きたかった。


■ HYS

 みちくさ   

 「みちくさ」というのだから学校帰りの3人が主役。だけど何をしているのかもよく分からないし、主役にしてはちょっと遠い。近くの鯉の表情がいい。電柱の影がゆらゆらと揺れて、空の反映の中を鯉が2匹。子供たちよりこちらのほうに目が行く。さあどうする。


■ MRKM

 大津祭  

 大津祭り。輿が通りをUターンするところか、左折するところか。それをビルの上から俯瞰した。さあ、この写真をどう読むか。俯瞰しているから全体がよく見える。輿が主役だと言うこともよく分かる。しかし迫力は感じない。なぜなら、カメラは輿がどうなろうと全く関係がない立場にあるから。俯瞰撮影はどうしても第三者的になりがち。そこを見通す必要がある。


■ SRI-t

 夕焼け  

 鮮やかな夕焼け雲だ。すでに沈んでしまった陽が、雲の下面を照らしているのだろう。左から出てきた黒い雲が邪魔をしているが、自然現象だから無理を言っても仕方ないことだろう。ただ考えられることは、手前に2つ並んだお堂のシルエット。これが重たすぎた。右のお堂の半分、すなわち黒い雲の右端までカットする手もある。シルエットは右の木を中心に絵を作る。


■ YND

 繭の糸  

 兵庫県波賀町、原不動滝,段瀑88mと但し書きがある。滝壺に落ちる水を細密な流し撮りでしとめた。跳ね返りの飛沫までが流れてしまったのがちょっと残念だが、流した水の表情は文句なし。一カ所苦しいのが、手前の細い木と水の関係。木の上で滝の水が風で流されたような(のれんが風でめくれたような)表情を見せる。その部分に木の先端が重なってしまったのが惜しかった。米田さんとしては左の繭の糸の部分を大事にするがために、木を無理にそこへ持っていったのではないか。木をもうちょっと左、繭の糸の右端に重ねるべきだった。


■ OOT

 2人の世界  

 昔ありましたな、石原裕次郎だったか。黄味の横顔素敵だぜ・・・。「君」と打ったはずだけど「黄味」 と出た。ワープロも味なことをやる。黄みがかった花が2つ。分からんでもない。青空をバックに花2つでは単純すぎると言うことで狙った前ぼけだったのか。しかし、同じ大きさで同じ色。ザ・ピーナッツみたいなのを並べた時点で、すでに絵がしんどかった。


■ NKMR-m

 撮れたか採るよ   

 家族のスナップ、ブドウ狩り。人生で一番いいときだ。こういう棚の下。昔は露出に苦労したが、いまは心配ご無用、ちゃんとカメラが調節してくれる。すっぽんぽんの青空よりはいい調子に上げてくれる。


■ TRTN

 無人のテーブル  

 風のあとか、落ち葉が吹き散って無人の公園。こちらは人生の山を越してまさに玄冬。そこはかとない人生のわびしさが・・・。しかし、心配無用それらすべてを通り越して、人間の味が出る。ここにサブザックの一つでも置く手があったか。余計わびしいか。


■ SRI-c

 雨の公園  

 これもまたなんと、せっかく訪ねた忍野村。富士山を見るどころか、恨みの雨。火山岩が積み重なった公園を一人行く男性。こんなことでもしとらんと時間がもたん。この世に生まれてこの方、なんにも悪いことはしていないと思っていたけど、やっぱり何かしていたのやろうか。


■ KDM

 秋陽さす庭園  

 木の幹に当たった斜めからの光線がいい。木全体がねじれて成長していく様が見える。左の奥に見える同じ光が奥行き感を見せる。あと、絵の組み立てとして、紅葉しかけた低木と木の幹の関係。もう少し寄り添わす手があったのではないか。


■ NMR

 響け祭り太鼓  

 響け・・・というのだからたたいているところかと思ったら、運んでいるところらしい。祭りに出ていくところか、帰ってきたところか。とにかく題から想像すると肩すかしを食らった感じ。題が勇ましすぎた。
注:太鼓は誰もたたいていないと思っていたが、教室で確認したところ、真ん中の男性が後ろからたたいていることが分かった。


■ TJ

 水中の狩人  

 魚をくわえているのだろうか、それとも飲み込んでまだのどくびのところで止まっているところか。そこのところがはっきりしないが、とにかく水中に飛び込んで再び浮上してきたところらしい。飛び込んだところから飛び出してくるわけではないだろうし、どうして狙うのか。出てくる来る時間も決まっているわけではないし。広範囲を連射でということなのか。


■ YMMT

 安乗崎  

 海水の青と白い波のコントラストが印象的。波打ち際をタテに捉えたのも成功した。全体としてしゃっきとした絵に仕上がった。一つだけ気になるところは、手前左下の松の枝と岩が重なったこと。持って行き場がなかったのだろうけれど。


■ YMD-t

 里の秋  

 ピントが来ているのは木の枝と数枚の葉っぱ。とくに枝の左上の黄緑の葉っぱが代表格ということだろうが、枝がごちゃごちゃとして、もう一つ分かりずらい。絵の作り間違いと言うところか。


■ AOK

 晩秋  

 小さい丘が全山紅葉。藪の向こうから農作業の煙が上がっている。そんな箱庭のような風景の中を1両のディーゼルカーが行く。望遠レンズの圧縮効果で短い車両の前後が余計短く見える。もっと右(レールに近いほう)から狙うと、もっと短く写り、面白い風景になった。


■ USJM

 雲と綿  

 ホワイトバランスを蛍光灯か何かにセットしたらしい。全体がブルーがかった色になった。主役はタンポポの穂。それがきらきら光っている。青空と白い雲のこの風景を、あえて青くしなければならない必要性がもう一つ分からない。アウトフォーカスになっている部分で、ブルーのインクがにじんでいるのがいただけない。


■ KR

 銀秋  

 黒いバックに銀色のススキの穂。絵が単純すぎた。木を入れるなり、人物を入れるなり、場合によっては太陽のゴーストという手もある。いずれにしてもこのままではしんどい。


■ TJMR

 朱粧  

 確か茶碗祭りの踊り手だったはず。特にこの男性はよく写真に登場した。人気があったのか。他の作品と比べてどうのこうのと言うことではないのだが、みんなが狙い出すと普通のねらいだけでは生きてこない。何か工夫が必要。


■ NGC

 白鳥飛ぶ  

 5羽の白鳥の編隊飛行。比較的低いところを飛んでいるらしく、バックの山(比良山か)の稜線の下に入っている。それだけだったらゆうことなしだったのが、電線が邪魔をする。空中にある物は、何か高さの比較になる物をとのことだが、これは参った。


■ INUE

 少年時代  

 どっしり構えた太い木の下で、子供たちが走り回っている。大人から見れば誰しも子供のころを思い出す風景だが、この場を押さえるためにもう少し参加者の関係を見せたかった。結局井上さんの意識の中に、木を中心とした風景と、子供の動きとの2つが潜在してたんだろう。





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