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>>> 2014・風景写真同好会作品一覧  <<<
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2014・全作品一覧


■ KDM

 雪景を走る道  

 海に向かって下っていく坂道がくねくねと蛇行していく。その道の部分だけ雪が解けて、アスファルトが露出している。雪のない時自転車で下れば気持ちのいい道だろう。沖に停泊する船が見えなかったら、海が空に見え、この坂道感が出たかどうか。


■ NMR

 眠る集落  

 雪原の背後の山が高い。その山際で集落が眠る。三好達治だったか、「太郎の屋根に雪降り積む・・・」。田中さんの「雨上がり」と同じように、画面全体が紫色が強い。赤を抜くともっと厳しい寒さが表現できる。


■ TJ

 飛翔する灰色チュウヒ  

 ガマの穂のようなモノが見える野原に着地瞬前の鳥が一羽。羽の模様まで1枚1枚細かく見える。まさに写真ならではのもの。鳥の色とバックの枯れアシの色が同一系統で統一されたのも、一枚の写真としては好ましい。


■ YMMT

 トップ集団  

 びわこ毎日マラソンの1シーンだとか。トップ3人の直ぐ後ろに埼玉県庁の川口選手の顔も見える。真ん中辺で木に登っているのか、台の上に立っているのか、とにかく高いところで畑を振る子供。国際色豊かな、平和な風景である。赤いコーンが1つ見えるが、これをいくつか重なるように見せて、望遠効果を見せるのも手だったか。


■ YMD-t

 幽谷雪融け  

 これは寒いなー。深山幽谷、私なんかは風景より前に寒さに怖じ気づく。水深が浅いのか、いくつかの波が重なって、微妙な模様を作っている。谷筋の上流突き当たりに見える、川なのか滝なのか、その白い影が水に映るのが印象的。


■ AOK

 逆さ富士  

 見事な快晴。風もないらしく、俗に言う鏡のような水面に映る逆さ富士。これだけだったら、堪忍してくれと逃げ出したくなる。そこへボートがやってきた。カメラもボート上かららしいが、その波が風景を変えた。それがなかったら、石の2つ3つも投げ込みたくなるところだった。


■ KR

 仲良し  

 雨上がりの道に、地元の仲良し4人組。もうカメラに慣れているらしく、Vサインなどして何のてらいもない。バックの生け垣というのか、石垣というのか。ここから何かの情報を読みとらなければならないのかも知れないが、残念ながら私の能力が及ばない。


■ TJMR

 映える  

 冬枯れの蓮の葉。夕日か朝日か分からないが、赤い光にて照らされている。空が晴れていたのか、水の色が見事なブルー。曇り空だったらここまでの色はでなかっただろう。とまあ、いろいろ読んでみるのだが、ここでストーリーが終わってしまう。


■ NGC

 公園の青い鳥  

 青いまるまるとした小鳥。(名前が分かればいいのだけれど残念ながら)。きかん気そうにくちばしをくっと上げて。腹から胴にかけての細い線、足の爪の先まできっちりみえる見事なピント。バックの褐色系統のいろが鳥の青と若干なじみにくい。といってもねー、好き勝手にバックの色を変えるわけには行かないし。


■ INUE

 三上山  

 希望が丘の山上ダムから見た三上山。朝の光らしいが、雲一つない快晴で、水の色もきれいである。流木が水面から突き出ている。これも去年の大水によるモノなのか。水平線の位置が、何となく成り行き任せの感がある。縦位置を採ったときには、しっかり意識しいないと、つい曖昧になってしまう。結果写真が甘くなる。


■ ICK

 盆 梅  

 盆梅展での撮影だが、前回はフラッシュが飛んで失敗だった。今回は大丈夫。バックの継ぎ目をウメの幹でうまく隠した。そして穴のあいたところへ投影された影を持ってきた。ライトがいくつか重なっているらしく、よく似た影がいくつか重なっている。それが効果を上げた。


■ YMD-k

 日向ぼっこ  

 しっかりした建物の屋根に小鳥がいる。例によって名前は分からない。「日向ぼっこ」という題で、実際はそんな雰囲気だったのかも知れないが、バックがそれを許さなかった。瓦の線が強くて、小鳥が浮き上がってこない。どう撮れば小鳥は浮かび上がるのか。残念ながらその方法はない。せっかくのチャンスだったのに、場所が悪かった。


■ IMGW

 冬の森  

 カラーなのにこのように写ったのか、色が写っていたのをモノクローム処理したのか。こんもりと茂った森の中を、道なのか、川なのか、(表面の反射具合から川のように見えるし、波のないフラットな表面から、道が水に濡れているようにも見える)、とにかく正体不明の黒い線が静かに蛇行している。とはいえ、この静かさは何なのだろう。そこへ一陣の風が吹いて、枝の雪がぱっと・・・というストーリーは無理だろうか。


■ MTOK

 冬枯れのカラスウリ  

 カラスウリをアップした。いい光だ。何となく夕方の光を感じさせるが、実際はどうだったのか。普通こういうつるモノは、何かを伝って伸びるのだが、今の場合はなんとなく空間中にぶら下がっているように見える。その結果、バックのぼけが気になってくるようになる。現代的なカラスウリというところだろうか。


■ TNK-i

 雨上がり  

 木の種類は分からないが、ちょっとした大木とバックの霧で山の中の雨上がりを表現した。ところどころに斑点ようのモノが見えるが、レンズについた水滴だろうか。画面が全体に赤みがかり、紫色が強く感じられる。色温度に関係しているのかとも思うが、事情は分からない。赤みを除いて、グレーを強く出して、モノクロームに近づけると絵に力が出てくる。


■ TNK-y

 氷の狂宴  

 事情は分からないが全体をハイキーに仕上げた。こういう仕上げの場合、どこかに1カ所しっかりした黒があると締まってくる。左上に黒い幹の下部が見えるが、これを引き締め役にするにはちょっと弱い。手前は樹氷のように見えるがこれをある程度しっかりトーンを出して、あとをハイキーに仕上げたらよかったのではないか。


■ KJM

 静かな八幡堀  

 八幡堀冬景色。上下2段の風景が石段でつながれている。それが雪景色で強いゼブラトーンになり、画面を引き締めた。犬をつれて散歩をする人、川面に止まる2艘の船。脇役もばっちり。いちばんもてあましそうな広い水面をセザンヌを思わせる映像で締めた。いい写真だ。


■ SRI-k

 自然界の営み  

 風で倒れたのか、洪水でどこかから流れ着いたのか。根に土がついたままだから、この場所に立っていて風で倒されたのかも知れない。結局、この種の写真は現場の状況を第三者にいかに正確に伝えるかということになる。何も分からない私としては、周囲の状況をもう少し見せてもらった方がありがたいが。


■ MTNM

 天神火渡る  

 菅原神社の火渡り神事、両側の木がまだ燃えている。歩く人の速さに合わせてカメラを流した。当然地面は後ろへ流れる。左足の膝あたりが止まっている。それはそれでいいのだが、人間の眼は膝あたりはあまり注意しない。見るとすると足先である。だから、理想をいえば左足が地面につく前、空間中で動いているとき、それに流れが合うことである。


■ MBYS

 春が来た!  

 残雪とツクシをうまく組み合わせた。実際の順序はツクシが出ているところへ春の雪が降ったのだろうが、写真を見ていると雪が降ったあとからツクシが出てい来たように感じる。それだけツクシに伸び出るというイメージが強いということだろう。ツクシの先端部が雪の中へうまく収まっている。


■ ATRS

 小春日和  

 猫が2匹、のどかに日向ぼっこ。右の猫は座布団の上かと思ったが、よく見ると何かの箱の上らしい。バックには材木が立てかけられているようだが、詳しくは分からない。写っている情報このように限定されるため、これ以上の読みとりが不可能なのがつらい。


■ HYS

 宿場街  

 どこかの宿場町の雰囲気である。五平餅というのだから、信州だろうか。最初、「やまぎり」と書いた看板の字より上の部分はひさしの影になっているように見え、うまい具合にいったと関心していたのだが、よく見るとその部分は、鎖でつるされた部分だった。左にちらと見える一輪挿し?は隠した方がよかっただろう。そうすると上の窓の明かりと看板がかち合うか。


■ MRKM

 晩秋の夕暮れ  

 晩秋の穏やかな一日が暮れる。太陽が沈んだ直後だろうか。空も湖面も同じトーンに仕上がり、極端なことをいえば画面一面何の変化もないバックということになっている。ということで、写真の要素としては左上の木とその下の杭の列だけとなった。今の場合その2つが一緒に見えてしまう。どちらもシルエットだから、これも一体と考えられる。きわめて要素の少ない構図になっている。せめて木と杭は離しておきたかった。


■ SRI-t

 築き上げた歴史の顔  

 難しい題がついた。チェンソーで切った木の断面らしい。何に使われていた木か分からないが、しっかり乾燥して、ひび割れの部分にはほこりがたまったあとも感じられる。木自体の細かい年輪、チェンソーの歯の目が細かく描かれる面に段差の影が落ちる。いい時間帯(影ができる時間帯)に出会った。タイミングの勝利である。


■ YND

 夢 幻  

 かなり落差のある滝の下部らしい。水滴が散っている。太陽が当たっているらしく虹が現れている。壁面には水の流れを分けるぐらいの出っ張りがあるらしいが、はっきりしたことは分からない。水の動きに関する現象に引き寄せられるが、反面それ以上の周辺のことが分かりにくいという、相反する面を持つ難しい写真だ。


■ OOT

 羽づくろい  

 白鳥が羽づくろいをしているところをアップした。黒いくちばしの部分と羽の重なりなど、いいピントが来ていることが分かる。朝の光かと考えられるが、白い白鳥の羽が薄いピンクに染まっているのも爽やか。こういう場合、ともすればオレンジ色になりやすいところだが、今の場合は淡い紫色に仕上がった。


■ NKMR-m

 白鳥が来た!  

 3羽揃ってやってきたのだろう。左の2羽は滑空中。右の1羽は着水直前。羽を大きく広げ、両足を前へ踏ん張るようにして体全体に力が入っているのがよく分かる。後ろの建物、窓の配置などから工場かと考えられるが、その雰囲気が絵の一部のように感じられる。





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