名前は忘れたが菅浦の神社。その参道から見下ろした琵琶湖。石灯籠のラインが見事である。おそらくこれを狙ったのだろう。その気持ちは分かる。ただ、琵琶湖を望む谷筋、鳥居、右側の杉の木、参道(道そのもの)など、組み合わせにああでもない、こうでもないと迷ったのではないか。絵全体の中で何となく灯籠のラインの収まり方に窮屈さが感じられる。