広く明るい谷あいである。橋の上から撮ったのだろうか。蛇行する渓流、淵を曲がる水の色の深さ。木々の紅葉が季節を感じさせる。これで、右に見える草つきの平地がもう少し形をなしていたら、言うことなしの風景だった。それでいてできすぎの不満というのだろうか、何となく物足りなさを感じる。風景を引き締める何か一点が必要だと言うことだろうか。