秋の装いの中を尾根道が走る。「紅葉の朝を走る」、なかなか詩的ないいタイトルだと思って、どれどれどんなクルマが走っているのかと探したが、右端に小さく1台だけ。太田さんはそういう具体的なことでなしに、この尾根道にタイトルのようなイメージを持ったのだろう。それはいいとして、道にこだわったためかどうか分からないが、結果として、一つの山がどかーんと大きく画面に収まってしまった。ちょっと芸がなかったか。