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■ TJ

 至福の刻  

 いつもながらのさわやかな色調である。コスモス畑の中で一輪の花とつぼみにピントを合わせた。と、そこへどこからともなく一匹の蜂が現れたという勘定である。羽はぶれているが、それ以外の体の部分はきっちり止まっている。例のストローの働きをするという口吻、それがスーと伸びている。そこまではいい、その先、色が異なる線となって花につながっている。そんな細部まで見せる写真の力である。





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