山の向こうに上ったばかりの朝日。ピントはたしか、クモの足のひげまで見える。太陽の左に数本の糸が光っている。右下の暗い部分にも巣の糸は見える。これらがもっと光っていたら。 太陽は動く、あっという間に明るさが増すから、悠長なことはしておれないが、もし次に機会があれば、太陽をうんと大きくしてみたい。そのためにはレンズを長くする。その分後退しなければならない。その余裕の確保が必要になる。退がった場合クモが小さくなって肉眼で見えるかどうか。それを探しているうちにも太陽は動く。