題は「はす」とそっけないし、一見したところも派手な色があるわけでもない。しかししっかり見ると地味な中になかなかの味がある作品である。はすのつぼみを中心において、それを包む葉っぱ。その暗い部分につぼみの輪郭線をハイライトで置いた。つぼみのこちらへ向いた部分が、もっと陰になっていたら、さらに強い写真になっただろう。