題は「青虫」と素っ気ないが、何とも可愛い。オモチャを見るようである。短い足の列が これまた短足の見本のようで、その色がバックの壁と同じことで、歩いている柵の上面がそこだけ錆びて欠けているようにも見える。両目を結ぶ線上に極細のペンで描いたような模様が見えるのもカメラならではの描写である。肉眼では絶対に見えないものだろう。