ハスの大輪を下から見上げて、「大空へ」というイメージで絵を作ろうとした。ところが肝心の空がもう一つ色彩的にさえず、べたっとして濃淡も感じられないのが絵を単純にしてしまった。下から花を支えるように接している葉っぱにも、もう一つ魅力を感じさせないのがつらかった。