周囲が明るく、肝心のところが影になっているという難しい条件。池畔に姿のいい木が立っていて、それの上部には日が当たっている。その部分をあえて捨てて、池に映る姿を狙った。単純なようで、結構手の込んだ手法である。しかし、影はやっぱり影、もう一つ生きてこなかった。池の一部にさざ波でも見えたら、絵が変わったかも知れない。