たそがれは、誰ぞ彼、「あいつはだれや」というところが語源だというが、まさにその状況。港町かヨットハーバーか、夕日が沈んだあとの空が赤く焼けて、近くを歩いてくる2人の人相も表情も分からない。足がわずかにぶれているのが分かる程度。まさに誰ぞ彼そのものである。