紅葉と塔との意地の張り合い。もう少しでまとまりそうなところで、最後にどこかで無理があった。空が抜けてしまったのもしんどかったが、それよりも塔そのもののとらえ方が、後一歩及ばなかったもどかしさか。全体を入れればいいというものでもないが、いまの場合は、いかにも全体が見えているような撮り方で、結果的に上も下も切れてしまった。