一目見て騒がしい絵になった。刈り取ったあとの稲束を狙ったのだろうが、それだけでは単調だろうと、手前に籾殻の山を入れた。それに当たる夕日が派手で、細かい凹凸まで浮き立たせた。おかげで奥の稲束が霞んでしまった。結局、細かい配慮があだになった。