「伏見稲荷大社」とただし書きがある。千本鳥居の途中で若い女性が話し中。面白い風景だが、不思議なことに奥行きが見えてこない。「コ」の字型に切り抜いた段ボールを左に起こして重ねたような。奥行きのない舞台上での擬似的な奥行きを見ているような。何がそうさせるのだろう。鳥居が密着しているからだろうか。