湖に沸く朝の霧。尖塔と杉の木、すべてが尖ったものの中でその影が上下に線をなす。色彩も形も統一感があっていい。あえていえば、下手すると水平線が画面のまん中に来る。今の場合それは避けられたが、常識的だった。水平線に意志を持たせたい。