>>> 2012・風景写真同好会作品一覧 <<< |
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2012・全作品一覧 |
彦根城の桜 暗い森をバックに白い花。この設定はOK。だけど、その下の建物の白壁が強くて花と喧嘩をする。全部カットするわけには行かないから、瓦屋根は残す。但しそうなると屋根自体が横に長くなるから、右を少しカットするぐらいまで詰める。だいぶイメージは変わるはず。 |
鉄路と桜 近江鉄道の愛知川鉄橋だったか。この場所は結構人気ポイントらしい。とくに1両のこの電車。黄色の2両編成になると味がなくなる。この写真として惜しかったのは、薄曇りの天気だったこと。これがすかっとした晴天なら、楽しい写真になった。 |
XXXX 中の池川の桜。満開にはちょっと早い。それはちょっと横に置いておいて、川と山で左半分をまとめた。これはこれで面白い狙い方。でもこれも、天気がもう一つぱっとせず、せっかくの構図が生きてこなかったのが惜しい。 |
昼下がり 世の中にはこういう色の壁が存在するのか。千一夜物語に出てくる風景を見ているようだ。ガスボンベらしいものがおまじないのように2個置いてあるが、どちらも配管された様子はない。脱ぎ捨ててある靴も意味不明。すべてが異境の風景だが、何となく引き寄せられるのを感ずる不思議な写真である。 |
金魚の舞 「金魚の舞い」というのだから金魚なのだろうが、見たこともない魚である。夢の世界を見ているような。金魚から出ているらしい水色の線。ホタルが飛んだようなといえばいいのか、新体操の選手が振り回すテープのようなといえばいいのか、事情が分からない黄色の線。とにかく不思議な夢のような写真である。 |
緑 何かの葉っぱの一部らしい。分かるのはそれだけ。タイトル通り、みどり一色。光の明暗だけで絵を作ったことになる。これには勇気がいる。普段からこういう写真を撮ろうと意識していたのだろうか。とっさの判断では出来ない芸当である。 |
冬の三上山風景 凄い雪だ。畝の溝の部分は黒いのだから、べらぼうなドカ雪ということではないのだろうが、三上山がここまで白くなるのはほとんど記憶がない。まっすぐな畝が三上山の頂上直下に向かって延びる。道に沿ってどこでもポジションが撮れるところで、このポイントを置いたことが面白い。 |
かくれんぼ 桜の花(だと思うが)に正体不明の虫がいる。「かくれんぼ」というのだから、これが出たり隠れたりするのだろうか。私にこの虫の正体を見極める力があるともっと面白いのだろうが、残念ながら。写真としては、花に対してバックが邪魔をしているから、周囲をトリミングするといい。 |
春の調べ 叙情的な題がついた。なるほどまだ咲きそろっていない枝を見ると、琴の調べが聞こえてくるような。まん中の奥に見える明るいテラス。向こう岸の一部に太陽が当たっているらしい。これが何とも気になる。これはかなり待たないと消えないだろうし、つらいところ。しかし消したかったな。 |
よりそい 桜の花が3輪寄り添って。それはいいのだが、不思議な色だ。白でもなく、ピンクでもなく。バックは青いのだから、朝夕の光でもなさそうだ。これがもうちょっとしゃきっとした色に仕上がり、茎のヒゲあたりにピシッとしたピントが来たら、いい写真だった。ちょっと手前にピントが来たようだ。 |
桜のアーチ これだけの桜が咲きそろいながら、人が一人もいない不思議なところである。手前が水平で奥が上り坂か、それとも手前が下りで、奥が水平か。とにかく途中で道路の勾配が変わっている。こういう場合、人物がいるとその姿勢で道路の様子が感じられるのだが。 |
舞い 毛色が変わったハトが2羽飛び立ったところ。下に見えるのはヤナギの新芽らしい。ということはそこそこの高さらしいが、そこでハトをこの大きさにとることはそう簡単な話ではない。何か仕掛けがあってのことか。 |
太湖へ行こう いろんな鳥が出てきて、目を白黒するばかりだが、この鳥は何という鳥か。水をけっているから、水鳥だとは思うが。構えていたところへ飛んできたのか、とっさのシャッターではないのだろう。写真としては上と右を少しカットしても良かったか。 |
冬の影 砂利道のようにも見えるし、アスファルトのようにも見える。落ち葉の粉が散らばっている。林の木の間漏れのような光である。これを絵にするには、画面の角に足首を入れる。坊さんの下駄なら最高だが、若い女性のハイヒールでも。カメラのすぐ前を堂々と歩く人はいないから、頼んで歩いてもらうしか手はないか。 |
早朝の池 水面の何かの仕切りか。ぴょこんぴょこんと跳びだしているが、水面に映って菱形に見える。それが朝日に映えて、不思議なモニュメントを見るよう。水から湯気が立ってその中に水鳥が2羽、静かさを感じさせる。なかなかうまい写真だ。 |
銅鐸池のスイレン いつも見ているわけでもないので、これまた事情が分からないが、睡蓮の葉っぱのこの白さは何だろう。黄色く枯れたのもあるから、冬場のものだろうが。水が澄んでいるらしく、水中の茎が透けて見えるのも、水面との立体感を感じさせて面白い。 |
ゆきやなぎ ユキヤナギのかなりのアップらしい。茎が1本通ってそれに沿ってピントが来ている。バックもうまくぼけて、全体として色調がホワイト系で統一されたのがよかった。清潔感がある写真である。もう1本、サブの枝があると変化が出たか。 |
車窓から 車窓から見る雪国の風景。窓は水蒸気で曇るから、それを拭き拭きの撮影だったのか。絶えず風景は流れているわけで、瞬間のシャッターとしては絵がまとまっている。遠景の山はともかくとして、手前の川は難しい。うまくいった。片隅に窓枠の一部を入れるなどの手もある。 |
紅 どこかのお寺らしい。釣鐘堂の手前に赤い傘。すべてがシルエットの中で、この傘だけが着色したように赤い。不思議な状況である。画面が暗くて行事の内容までは分からないが、釣鐘堂の人物がもう少し状況を語ってくれるといいのだが。 |
湖畔落日 小さな岬の向こうに夕日が落ちる。入江に寄せる波の表情がいい。これは夕日があってのものだろう。しかし、太陽だけでは反射が強すぎて、水面が飛んでしまう。これは裸の木が減光してくれたお陰。うまくいった。もう少し待って岬の部分だけをアップする手もある。 |
積雪の庭木 夜の庭木。雪が積もっている。フラッシュをたいたようなたいていないような。少なくとも何かの光線はあったわけだが、寒い中、夜間にカメラを持って外へ出た勇気の勝利。あとは、これに何かをプラスすると作品になる。ちらつく雪のボケとか、流れる線だとか。 |
桜並木 両側の桜が眼目だったらしく、それをアップするために長いレンズを使った。結果、道路が大きく屈曲して面白い絵が出来た。桜をポイントにと考えてみると、左3分の1ぐらいは林が暗く余り魅力がない。右半分をアップする手もあるが道路標識が邪魔になるか。 |
春見おさめ 池か川か対岸から平面的に見る構図になった。結果として対岸が横一直線になり、それにつられた格好で上の桜も一面に散らばった。こういう花の散り方が困るというわけではないが、対岸が壁の構図になったがために、花もそれに釣られて壁に見えるようになってしまったというわけ。 |
スノーフレーク 見事なピントだ。3輪の花・茎。来るべきところにピシッときて、ぼけるべきところはうまくぼけている。3本の茎のうち、上と下には光が当たり、まん中が陰になっている。上からどんな光が当たっていたのか分からないが、なかなか芸の細かい当たりかただ。 |
あ、山 中の池川の桜。村崎さんの場所と同じ場所だろう。何に意識するかで絵が変わる。いまの場合は、タイトルが「あ、山」となっていて、三上山がポイントになっているようだが、実際のところは単純に桜に反応したのだろう。もし三上山というのなら、山をもう少し左へ動かし、見えやすいところ持っていきたい。 |
西行桜 爽やかな写真である。左下から延びてくる大木。それに白い花が清楚な姿を見せている。右下のお堂も、雰囲気を盛り上げている。午前か午後かは分からないが、斜めの光が的確だった。左下、桜の時期としては、緑が濃すぎる気がするが、これは片岡さんの責任ではない。 |
憧れの権現桜 「憧れの・・・」というのだから、よほど由緒のある花なのだろう。しかし、写真としては画面のほとんどが花というだけで、これといった変化が見あたらない。見る人に、権現桜とはこういう桜だよということをアピールするポイントがほしかった。 |
雪残り三上山 雪の日の三上山。須原の蓮池の里公園からか。立派な木が両側から三上山を挟んでいる。ちょっと窮屈な感じ。左側の下半分太い幹の部分をカットすると、閉塞感がなくなり広がりにつながる。上半分は残ることになるが、それは自然の成り行きで仕方ないだろう。 |
思いは「信州の春」 なるほど、安曇野から見た常念岳というところか。実際はびわこバレー蓬莱山の雪らしいが。桜自体もかなり遠くにあるものを山に合わせて望遠で引き寄せた。天気が良かったが、さすが比良山までは遠い。山腹のニュアンスがほとんどなくなり単調になった。ここまで引き寄せなくても雪の山は表現できたのではないかとも思うが。 |
春のよろこび 黒い板壁をバックに、ほころび始めた桜の花。下の瓦屋根が少し強いが、これを省くと逆に単調になってしまうのだろう。瓦に当たる光が強いから、余計に目立つことになるが、桜には光がほしい。両者並び立たずというところか。 |
しだれ桜 竹の格子を通してみたしだれ桜。ピンクの色合いが見事。特に下半分バックのピンクのボケと、同じ系統でまとめたのはうまくいった。 |
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