もう誰も住んでいないのだろう。廃屋にツタが巻いている。それがまた不思議、窓の部分だけ葉が綺麗に色を残している。どうしてこういうことになるのか。2階の窓にはガラスがあるが、下の窓にはあるのだろうか。廃屋の寂しさよりはその不思議さに関心が行く。上の空の白抜けを避ける意味で、真正面から狙う手もある。