防波堤の突端に立つ釣り人。確かに目はそこへ行く。けどもそこで止まってしまう。手前の波よけ用の柵もあるにはあるがよくある風景だし。対岸の松林も単調だし。と考えていくと、案外これが問題かも知れないと思い至る。この単調な水平線が絵をつぶしているのかも知れない。それよりいちばん手前の横一線の杭を生かした方が…。それをやると釣り人の頭が詰まるか。ワカラン。