醍醐の花見だとか。太閤の花見もかくやと思わせる人出である。いわゆる群像ものだが、いちばん手前中央に、しゃきっとした人物がいて、群像が締まった。一段高い位置から狙ったのが成功した。その割には上半分があいまいだった。群衆と花とが画面を2分しているところに甘さが残るような気がする。