沖島夕景 MRKM
題名からすると、作者の意識は沖島にあったらしい。なるほど、沖島は木と重ならず
特別扱いされている。しかし、材料としては、手前の木の方が圧倒的に強い。
木を主役として組み立て直してみたらどうだろう。左の山と木の重なりを避ける
意味で、木をもう少し右へ持ってくる。当然沖島ときの重なりは生じるのだが、
それは辛抱して。
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早 朝 YMD
静寂という題でもよかったかと思うぐらい、静かな朝。波のない湖面がそれを
物語っているのだが、何本かの細い線が静かさの隠し味になってくれた。
これがなければ物足りない絵で終わっていた。それにしても、太陽から右の水平に
横たわる雲。こんな定規で書いたような雲があるとは、自然界は不思議ですね。
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古き白壁の塀 IKTN
生々流転、人生の悲しさを感じさせるような写真です。この家も新築祝いをされた
日があったはず。そんな過ぎし時間を感じさせる腰板に、あつらえ向きの斜光線が
当たって、非常にシャープな描写になった。たまたまこの条件のときに通りかかったのか、
事前にこの家の存在を知っていて、この条件になるのを読んだのか。
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寒 波 IMGW
下半分は何ともすごい荒れよう、しかし上半分はそんな荒れようはどこ吹く風の好天。
実際は上空にも寒気が入ってきているのだろうが、それが見えない。ということで、
どっちが主役なのか。
これは、空に迷いを持ったことが失敗。それには目もくれず、下だけで波と勝負したら、
強い写真になったはず。
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オブジェ UEN
中学や高校の波の実験道具のようなオブジェ。いかにも波打っているように並べたことで、
人間の視線を突き当たりの階段まで引きつけます。波の上の高層ビルはカットした
方がよかったかな。
それにしても一本一本どうして並べたのかな。まっすぐ並べる方がよっぽど楽だったろうに。
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雪の朝 OOMC
どうしてかな。この写真、もう少し右側があるのに間違ってカットされてしまったように
感じられてしかたがない。トンネルを中心として、左側が重すぎるためか。
上の太陽の塔のような、杉の木をカットするとその不安定感が消える。どうしてかな。上半分は杉の木が中心で、下半分のトンネルの位置と食い違うためだろうか。よくは分からない。
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竹 林 KS
右側の斜めの木が邪魔だった。この画面の右半分をカットするといい写真になる。
おしかった。右半分の木や竹には、右側から光が当たっているのだが、左半分には
カメラの真後ろからの光になっている。フラッシュがとんだのかもしれない。結果
メインの竹の表面に魅力がなくなった。
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厳 冬 TNK
場所は分からないが、琵琶湖かな。枯れ枝に氷が巻き付いて、いかにも厳冬。
雪も舞って、風もきつかった。写真も楽じゃない、これは寒かった。
寒さの中で絵を考えている余裕はなかっただろうけれど、肝心の氷がど真ん中へ
来てしまった。残念。左に白い波が見えている。これと組み合わせたかった。
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冬の街路樹 NKMR
雪が張り付いた街路樹。それにしても不思議な色ですね。夕方でもなさそうだし。
プリント時の設定ミスじゃないのかな。昔、光をかぶった期限切れフィルムがこんな色に上がったことがあったが、
最近では経験したことがない上がりです。
ということで、このままではどうしようもない。モノクロームのハイコントラストに替えてみた。
昔、リスフィルムという印刷の整版用ハイコントラストフィルムを使ってこういう手を使ったものです。
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蝋 梅 TG
ロウバイの花に、綿を巻いたような雪が残っている。バックは抜けるような青空。
本来は歓迎すべき青空だが、この場合は、効果が上がらなかった。ロウバイの透明感
を強調できるような、もう少し暗いバックを持ってこれるとよかったのだが。
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見事な着水 NSOK
文句なしですね。「盗塁成功セーフ」、どうしたらこんなチャンスに出会えるのか。
毎日毎日せっせと通えばこそのご褒美ですね。まいった!。あと3年。いやあと5年
続けてください。立派な写真集ができる。楽しみにしています。
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負けるな NGC
これはまた可愛いい。親子かな、夫婦かな、友達かな、そんなことを考えたくなるようなシーンですね。水の様子を見るとけっこう動きがあって、その一瞬のキャッチのようですが、鳥の表情から、その動きが感じ取れない。切りつめすぎたかな。
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琵琶湖と飛翔 ND
家族での運動かか、グループでの遊覧飛行か、羽が揃ってないところを見ると、
子供の教育中か。いずれにしても見事にとんでくれました。水の色もいいし、
まずは成功の部でしょう。
後ろを詰めて、前を明けたのもOK。寒い中ご苦労さんでした。
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カンザキナノハナ HYS
ソフトを使ったナノハナのアップもの。主役を右下の持ってきて、あとはぼかして
あしらった。なれないことれがど真ん中に来てしまうのだが。さすが手慣れたまとめかたです。
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古い水車 MTNM
街角で見た古い水車に思わずカメラを向けた。光が左前から来て、それもOK。
問題は右端の電柱と、止まれの標識。道路からの撮影だから、可能かどうかは別にして、
もう一、二歩左へ寄って、カメラを右に振れば、れば、電柱は避けられたのではないか。
左端に見える家は不要だから。
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はばたく MTB
せっかく芸をやってくれたんだが、横向きでは絵にならない。こちらの都合に合わせて、
どんな状態であろうと、行った日の様子を撮ってくる。曇り空ではどうしようもない。
水は空を映して色を変えるから、まず天気を確かめて行くことが大前提。
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雪化粧 YND
斜めの太い木をメインにして、凍った池と茶室風の建物で絵を作った。凍った池の
上にも雪が積もって寒さを感じさせる。それはいいのだが、問題は一番下の細い枝。
その枝と水面(雪面)との距離感がなくなってしまった。というのは、雪がなければ、
水面が枝を映して、枝と水面との間の距離感が自然に出るのだが、雪のためその像がなく
雪面の上に直接枝が乗っているように見える。雪の上に枝の影でも映っていたらよかったのだが。うまいこといかんもんですね。
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