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アルバム  NO.15  
2006.02.12
スライドショー


もみしず  MRYM
 あーびっくりした。これどう見たらいいの。カップラーメンを上から写したのかと思った。ところどころ ねぎも入っているしね。よく見るとメタセコイヤの落葉らしい。失礼!。水面にピカッと光るものがあれば、 印象が変わったかな。


 

冬の訪れ  MRKM
 いいですね。冬の訪れ。まさに墨絵の世界。横一線の細い光。水面に模様をなす光の面。全体をアンダーに抑えたのもよかった。 気になるところといえば、水平線がややど真ん中に来たことか。舞い降りるトンビの姿でもあればもっとよかったんだが。


雪景色の朝日  YMD
 雪の朝。太陽に向かって道が伸びる。普段この構図では道が邪魔になって仕方がないのだが、 その邪魔になる道を逆手に取って、道だけが目覚めた現実の世界。あとはまだ夜が明けていない。 そんな不思議な風景を作り出した。この場合、道の先に向う向きの自動車があってもよかったか。


 

朝の散歩 YND
 朝の散歩というタイトルだが、空の広さをもてあまし気味。鳥の大群がいるのだが、細かすぎて絵にならない。 こういう鳥の群れは、肉眼で見たときには大きく見えるが実際カメラの写してみると、よほど近くを飛んでいるときは別として、 ほとんどの場合ゴマ粒ぐらいにしか写らない。右の黒い木もべたット重い。
 鳥に惑わされたかな。


冬のナンキンハゼ  IKTN
 レンズの癖だと思われるが、画面の中心部だけが明るくなって、不思議な雰囲気を作り出しています。 多分、いつもこの癖は出ているはずだから、計算して使えば武器になります。
 青空の中の枝振りのいい2本の木。気持ちのいい写真になりました。


 

早 春  IMGW
 このあたりで、写真をやっていいる人なら誰でも知っているという定番の場所ですが、長いレンズを使って、 意表をついた絵になりました。人物がもう少し左にいるといいのだが。しかし、そうすると白い立札か何かが邪魔をするか。


冬の日本海  UEN
 コントラストの強い雲間から「八」の字にさしてくる光。黒く盛り上がって押し寄せる波。風の強さを 思わせます。この写真の魅力は鈍い光を見せながら横に広がる海です。太陽本体が見えて、自分のほうへ 光がやってくる場合のように、海面に反映が見えれば、その部分だけが光って他は黒くなり、海の広がりが損なわれます。 八の字光線が味方になってくれました。


 

冬枯れ  KS
 白い空に裸木、モノクロームの世界です。強い写真になりました。バックが青空では甘い写真にしかならなかったでしょう。 そういう意味では成功しました。あとは絵としてどうまとめるかです。致命傷は、軸になる幹が端のほうで傾いて遠慮していることと、 中心部の葉っぱを残した枝がごちゃごちゃしていることです。そういう意識で画面を整理すればいい写真になったはずです。


近江富士雪景  OOMC
 作者は雪の中のキャベツに意識を持ったのか、そこにピントを合わせた。それはいいのだけど、 カメラを水平にしてキャベツに近づけたため、キャベツの上に三上山が乗っかってしまった。
 この場合は、手前にキャベツがあって向うに三上山 が見えるという構図にしたほうがいい。ワイド使って、できるだけカメラを上げて(5cmでも10cmでも。場合によってはカメラ ケースの上にのってでも)下に向ける。右の写真の地蔵さんをキャベツと考えてもらえば 分かりやすいと思う。


 


枯れたダムと晩秋  TNK
 枯れたダムの底を蛇行する水流、そういう場所でも自然摂理は厳しくて、浸食作用のあとが歴然とし ています。それが黒い影となって、非常に強いポイントになりました。雲の影かな、上半分の暗部がな くて、水流のS字型がしっかりと捕まえられていたら、それだけで絵になりました。 この場合は、 上のもみじの枝は不要でした。TNKさんの優しさが災いしたかな。


 

塔  NKMR
 軒下から見上げた三重塔。左の杉が邪魔なところにありますね。しかしこれがなければ空をもてあまし たかもしれません。それはそれでいいとして、あと半歩左へ寄って、杉の木と軒との三角形の空の真ん 中へ塔を持っていけば落ち着いたはずです。


 

戦 い  NSOK
 すごいですね。親分が行くと白鳥も気を使って芸をするんですね。なみやたいていの根気ではないでしょう。脱帽!。
 左の写真が原版ですが、周囲の取り巻きに気が行って、何となくごちゃごちゃと鳥がいるなぐらいに しか受け取られません。きっちりとトリミング(右)して、肝心の2羽だけにすべきでしょう。


追いかける白鳥  NGC
 いわれて見れば「追いかける」かもしれないが、重なっているとしか見えない。せっかく芸をして くれたんだが、場所が悪かった。N親分ほどにらみがきかなかったのかな。とはいうものの、撮るほう は大変ですね。寒いしね。


 

雪晴れ  ND
「雪晴れ」というタイトルだが、雪晴れにしては空も狭いし、色ももう一つ、題そのものがちょっと 無理だった。というと題を変えればいいように聞こえるが、素材そのものがこのままでは無理だった。 木そのものは味があるように思えるので、料理の仕方しだいでしょう。


木洩れ日  HYS
 庭に敷きつめたようなイチョウの落葉に、向うから木洩れ日が当たっているという設定らしいが、 もう一つその木洩れ日がはっきりしない。もう少し影と日向のコントラストがほしかった。そのためには、 日の当たっている部分にカメラを近づけて、その部分を大きくとり入れる。そうすればシャッターが速くなり、 影の部分が暗くなる。


 

MTB
 題がなかったので作者の意図が分かりにくいが、画面の上半分の暗い斜面に何か意味があるのだろうか。 ここで生活する人の生活感情なり、自分の気持ちなりを表現しようとするのなら別だけど、そうでなくて、 何となく定型を崩してというくらいの意味ならば、上半分は無駄ではないか。深い谷間の集落を表現した かったのかとも思えますが、いずれにしても真半分は具合が悪かった。