長寿寺 ND
画面上半分を占める本堂の屋根。普通なら、木の枝か何かを持ってきてごまかしにかかるところだが、
そこへドカンと釣り鐘を持ってきた。あっと驚く発想の転換。 ややオーバー気味の露出で、
屋根が空に見えなくもないが、これは屋根だよと、随所に目配り。脱帽。
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国宝常楽寺 MTNM
行ってみれば分かるが、この寺の塔は難しい位置にある。全体が見えるのは、おそらく一周回ってここだけか。
塔の全景を素直にキャッチしたことに好感が持てる写真です。空が飛んでしまったのが残念。条件がいいときに撮り直しか。
赤い消火栓を消す工夫も必要。
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こすもす MTB
コスモスという題だが、絵の重さからみれば、主役はむしろバックの光る屋根。 瓦にピントを合わせて、コスモスを前景にぼかしても面白かった。
しかし、そうすれば道路標識にもピントが来てしまうか。難儀やね。
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スイレン MRYM
長いレンズで苦労して撮った努力賞ものだが、残念、日の丸弁当になってしまった。この場合はもうちょっと花を左に、
葉っぱを大きく撮ったほうがいいのかな。オートフォーカスでピントを合わそうとするとどうしてもね……。
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参道 MRKM
参道のもみじのトンネルに、紅葉のときはきれいやろなと、目の高さでシャッターを切った。結果、
道が半分もみじが半分、いたみ分け。 この場合、主役はもみじで、道は脇役。しゃがみこんでカメラの位置を下げて、
向きを上向きにする。
3分の2が葉っぱになる。タテ位置にすれば、4分の3がもみじのトンネルになる。11月にもう一度どうぞ。
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お寺 YMD
寺に着いて、あまり深く考えないで、目の前の全景を撮った写真。どの寺でもそうだが、屋根がべたっと大きく、
なんとも扱いにくい。この寺は、本堂全体にこだわるとどうしてもこのような絵になってしまう。
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塔のあるお寺(常楽寺にて) TG
YMDさんの位置からほんの少し右手に回って、カメラを左へ振り、本堂の右端をカットした。これだけのことで、
建物も塔も大きくなり、けっこう効果があることが分かる。 左の灯篭と立札とが重なっているのだが、意図したものか、偶然か。
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常楽寺 NGC
TGさんの位置からさらに近づいて、本堂の屋根の左半分だけを入れて、塔を主眼にしようとの意図が読み取れる。
とはいえ、まだ屋根はべたっと大きい。屋根の右半分をカットするとタテ位置になる。それが正解だと思うけれど、
それをやらなかったのは、これ以上カメラを下へ向けると、立札があるんだな(TGさんの写真にそれが写っている)。
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山寺の秋 HYS
サルスベリの下まで近寄って、屋根はほとんど軒の線だけに省略した。塔も最上階だけ。水煙と法輪だけで塔を表現した。塔の左側の杉の木がなければ、サルスベリももっと生きたのに。あとはここの処理だけだった。残念。
いずれにしても、あの場所でこの絵を作ったのはさすが。
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長寿寺山門で KS
屋根のコケの緑がきれいだった。余計なもの入れずに、そのものズバリでいこう、との気持ちが強すぎたかな。もっとバックして参道を入れたとしても、充分絵になったと思います。
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古家の土壁 IKTN
IKTNさん得意のカベもの。手馴れたものという感じすら。右斜め前からの半逆光が、カベの質感を見事に描写している。
破れた屋根から差し込む斜めの光が舞台装置を思わせます。入り口の左に立てかけられた棒も生きているし、左のツタ?も利いている。見事。
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由良川鉄橋 OOMC
作者は鉄橋にこだわったらしいが、それにしては手前のボートが大きすぎます。たとえば画面の右半分をカットする手もあるが、
それでも鉄橋は主にはならないでしょう。鉄橋を主にするには、別の位置、別の光線を探すのが先決かな。
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彼岸花 IMGW
花を左右に置いたため、面白い絵になりました。高く上ったフライを捕ろうと2人の内野手が重ねて差し出したグラブのような。
それが上は暗いバック、下は明るいバック。そこだけ切り取ったのが右の写真。撮った時はそこまで見ていないと思うけれども。
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林道の朝 NKMR
林に囲まれて蛇行する林道。霧がかかったように飛んでしまった出口。向うからライトをつけた車が来ると効果が上ったのだが。
林道の出口がど真ん中に来てしまった。この場合これを避けるには、レンズをできるだけワイドにして、タテ位置でカメラを上に向ける。
深い杉林の底を走る林道という感じにすればどうだろうか。左右対称、上下非対称という形になるわけ。
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花 NSOK
ホトトギス。小さな花をアップしてピントもピシャリときました。見事です。残念なのは、光が正直すぎて花の立体感が失われてしまったことです。
中央のところで、花びらとつぼみが重なってしまったとか、花と花との間のごちゃごちゃしたボケだとか、いい出せば気になるところもあるが、
それはさておきよく撮れた写真です。テントウ虫もいいですね。
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上高地の朝 TNK
大正池も枯木が少なくなりました。TNKさんもおっしゃっていたように「行って来ました写真」ですが、
このときは光が乏しく難しい条件だったようです。ということで、例によっていたずらをして見ました。
この場合、色は魅力がありませんからモノクロに変換しました。上の写真は、明度を上げてコントラストを下げました。
いわゆるハイキー仕上げです。淡いもやの中での撮影という雰囲気です。左は、明度はそのままにコントラストを上げました。
結果左側の木の姿が強くなりました。写真の枠は、ハイキー等で画面がとんでしまったときに、昔はよく使った手です。
以上は、出来上がった原版を基にして、現像の段階での操作した例ですが、初めからこのようなイメージを持って撮影しておくと、
あとの操作は簡単ですし、それがピシャリといったときは気持ちがいいものです。
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闇の演出 YND
「光の演出」ではなしに「闇」の演出としたのは、闇があって光が引き立つということでしょうか。
それとも闇の中にわずかに見える高楼の姿をいっているのでしょうか。オブジェのライトアップもさることながら、
この絵のなかではほのかに立つ高楼がきいています。これがなければ別のアングルになったでしょう。 |