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アルバム  NO.4  
2005.07.03
スライドショー


 

柿若葉  OOMC
 柿若葉という題ですが、画像を大きくして見ますと、左上の若葉の辺りは、なるほどと納得できます。しかし小さな画像では、それが十分表現されない。そういう意味で難しい題です。全体としてみれば光線の問題かな。

 

夕暮   KS
 悩む写真です。鉛色に暮れゆく琵琶湖。けだるい夏の夕暮れとして捕らえれば、けっこううまく表現できているような気もしますし、そういう感情を抜きにして、単なる写真としてみれば、おもたい写真ということにもなります。さあこれはどちらの立場に立つか、悩む写真です。皆さんはどっち?

 

匠の技  TNK
 左は原本。一番右の柱が上下まっすぐに立っています。その結果、建物全体は右へ傾いた感じになりました。右は修正版。右から4〜5本目あたりの柱を、上下まっすぐに傾きを修正しました。そうすれば当然、右端は左に傾き、左端は右に傾く(上が細くなる)のですが、その分を上を広げて見立たないようにしました。 それはさておき、上の軒先。これは「切った」のか「切れた」のか。 切ったとすれば、ちょろっと見える右上の瓦が気になります。

 

梅雨の花  TUGU
 日中でしょうか、かなり上から光が来ています。それを上からかぶせるようにカメラを向けたため、結果的にカメラの真後ろに太陽がある順光線になり、陰影に乏しい写真になってしまいました。

 

NKMR
 田植えが終わったばかりの田んぼをパターンとしてとらえた。面白い写真です。曇り空を映した白い部分と、山を映した灰色の部分との変化が何ともいえず面白い。それとアクセントとしての細い三角形。と考えてくると、多少間延びした感がないでもない下半分を捨てて、上半分を絵にしたらどうだったのか。

 

芦刈り園の紫陽花   NGC
 小判型の紫陽花をなんのてらいもなく真ん中に持ってきた。白い花びらに赤インクを飛ばしたような花もけっこううまく出ているし、それはそれで面白いのですが、全体としては、ちょっと芸がなさすぎた。  これは思い切ってもう少しアップかな。

 

スイレン  ND
 スイレンの花一輪。いわゆる日の丸構図ですが、右に葉っぱ、左に茎やつぼみがあり、主役の花の茎も斜めに出ているため、さほど気になりません。  写真のトーンについていえば、白い花びらが飛んでしまったのが気になります。これはプリントした側の問題ですが。

 

あじさい  HYS
 手前に、ほぼ対角線上に大きな花を持ってきて、その向うに小さな花をアウトフォーカスでちりばめた。なかなかにくい構図です。 ピンとは手前の花の、その一番近いところに合わせたようですが、絞りを開けたために、若干ピントが甘くなったのかなという気もします。

 

知覧武家屋敷通り MTNM
 この場合、絵としては、右側の石垣と生垣が主役ですが、光でいえばそれが陰になって、脇役の左側に日が当たってしまいました。舞台でいえばスポットライトの当て間違いということになります。舞台ならライトを当てなおせばいいのですが、自然光ではそうは行きません。太陽が動くのを待つか、別の構図にするかどちらかです。

 

MTB
 どういう構造の花か分かりませんが、一見白い小さな花が散らばっているように見えます。写真の焼きかげんでいえば、花そのものは飛んでいますが、バックの緑からうまく浮き上がって、あまり気になりません。

 

MRYM
 塔の暗さに対して、空が明るく面積も広いために、そこからの光を拾って、塔にかぶりが生じました。一眼レフの場合は、ファインダーを覗きながら、空いた手でレンズをカバーしてやるのが一番効果的です。手の場所を変えながらクリアーな場所を探して、シャッターを切ります。

 

MRKM
 棚田を上から撮ることの難しさです。それぞれの田んぼに多少の段はありそうなのですが、それがもう一つはっきりしない。左前方から光が来ているので、光の条件としては悪くはないのですが、それが生かしきれていません。 琵琶湖らしいものも見えますが、飛んでしまったのかな。

 

古里 YMD
 澄んだ住んだ青空と古い民家。カメラをグッと下へ向けて、広角の典型的な使い方です。大きな石はともかくとして、問題は手前の柿の木?がもう一つ生きてこない。柿の実が一つ残っていますが、これにかぶさるようにもっと近づいたら面白かったかもしれません。要するに柿の実を、一目で意識できるぐらいの大きさにアップするのです。

 

静流 YND
 岩肌に太陽光線が直接当たって、けっこう目立つ状態になっています。水はきれいに流れているのですが、岩に負けておとなしくなってしまった。これは撮影時間の問題。  右下にちょろっと見えている花かな?。これを切れば滝つぼが切られてしまうし、あれば気になるし。ちょっと困った存在です。

 

八幡堀の民家  IKTN
   空を入れたためその明るさで、かぶりが生じたようです。この場合は、大きな屋根は特に魅力的ではありませんから、思い切ってカットして、手で空の光をカットしたら、スカッとした絵ができたかもしれません。  日陰の人は印象的です。

 

棚田  IMGW
 今川さんお馴染みの棚田ですが、トップライトのせいでしょうか、田の面と斜面との明るさがほとんど同じになってしまいました。夏の太陽が高い季節は、ともするとこういう陰影に乏しい写真になりがちです。  ピンとも手前の1段目のイネには来ているようですが、全体に甘い感じです。振ったかな。