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アルバム  NO.3  
2005.06.26
スライドショー


 

石 垣  UEN
 不思議な色です。石垣を撮るととぶことが多いので、2段アンダーにしたとのことですが、多分焼くときに無理に戻そうとして、色調のバランスが崩れてしまったのでしょう。結果不思議な色調になり、けっこう強い印象の写真になりました。

 

新緑の湖畔  OOMC
 透明な空に芽吹きだしたばかりの新緑。題名通りの湖畔の風景です。しかし、右のほうはともかく、左の葉っぱが影になってしまっており、もう一つ魅力かけます。せっかくの空と湖の美しさの邪魔をしているような気がします。

 

新緑のカキツバタ   KS
 大池寺の庭園。座敷からのスナップで上部に欄間の一部が見えていますが、何ともちぐはぐで庭とマッチしません。左右に位置を買えて柱を取り入れるか、バックして(下がれたらの話ですが)畳屋や廊下を入れるかどちらかです。類型的になりますが、廊下に座っている人を入れる手も。

 

長谷寺(おへんど) TNK
 上向きの階段を真下から見上げています。普通この手を使うと、上りか下りか見分けがつかなくなるのですが、左右に柱があるのと、途中に人がいるので、その点は助かりました。  階段の勾配感を出すには、可能な限り長いレンズで、できるだけ階段から離れて、少しでもカメラ位置を高くすることです。

 

お田植祭  TUGU
 撮りにくいお田植え祭に挑戦。たくさんいる早乙女の中の2人の菅笠にポイントを置いたのは正解でした。そしてその間に遠景の小さく立っている人を入れたのも、形をつくりました。もう少しカメラを下へ振って、指先にできる水の輪を狙ってみたらよかったかな。

 

NKMR
 茶畑のパターン。比較的長いレンズでうねが屈曲している様子を狙いました。それはそれで狙いとしては理にかなっています。しかし残念ながら、それだけで写真になるほどの魅力が相手になかった。向うから来る逆光に、葉っぱの稜線が光るような絵は無理かな。

 

静か  NGC
 港に停泊する船から「静か」さを表現しようとしたのでしょうが、 白く飛んでしまった波板の屋根?と、横一線の防波堤とが絵をぶち壊しました。防波堤の外は美しい風景なのですが、視線が防波堤でさえぎられてしまっています。

 

田植の季節(シジュカラガン)  ND
  大きな鳥が田の畔に降り立ちました。さして長いレンズだとも思えませんが、それでここまでアップしても逃げなかったのは不思議です。前を空けた鳥の位置もOKです。 写真としては、あと何か+1がほしい。それが何か、今すぐに思いつきませんが。

 

波 紋  HYS
 静かな水面に鳥が降り立ち、波紋を作った。とっさのスナップとしてはこれ以上どうしようもないところです。あとは出来上がったものが、作品としてどうかということです。無理を承知でいえば、左の葉っぱが右側にあったらなということです。そうなれば、比較的暗い水面に葉っぱも生きたし、鳥の前の水面が広くなって、鳥がど真ん中にいるという感じはほとんどなくなります。

 

MTNM
 前回の那智の滝と違って、今回は自宅の裏庭続きだとか。これは取り直しがききます。バックに電柱があって、場所によってはそれが邪魔をしますが、これだけの風景をほっておく手はありません。葉っぱがついてしまうと写真にはなりにくいと思いますが、冬の間にいろんな切込みをやってください。問題は木とバックの山の稜線との関係です。

 

MTB
 手前の水面の妙な光かげんが画面をぶち壊しています。曇り空だったのか、光はシャープではありませんが、花から上の部分は、それはそれで雰囲気は出ています。しかし、手前の泥のように見える水面が苦しかった。

 

MRYM
 前景にシャクナゲをもってきて、バックに塔をおさめた。叙情的な写真として成功しました。塔がど真中すぎるという指摘もあるかもしれませんが、この場合はこれで仕方ないでしょう。  真昼間真上からの光線ではなしに、もうすこし斜めからの光線がほしい気はしますが、無理かな。

 

MRKM
 木の形に引かれて撮ったとのことですが、狙いの第1段階は成功しています。問題はこのあとです。大きな木以外の左側の木がごちゃごちゃして、湖の美しさを消してしまっています。木と太陽との関係もあいまいです。左側の小さな木がなければそこへもっていく手もありますが、このままではそれもできません。もう少し太陽が高い段階で、思い切って木の中央へ持っていくか。

 

日の出  YMD
 昇ったばかりの太陽の上にちぎれ雲があって、その影が天空に伸びる。これはこれで一つの絵として、まとまっています。ただ、あと一歩突っ込んで考えてみると、この絵のポイントは右上向きに伸びる雲の陰です。それを印象付けるにはどうすればいいか。カメラを少し下げて、向きを上に振ります。そうすると、水平面が下がり、左のススキが岬の上に出てきます。空が広くなり、雲の影の線がうんと長くなります。

 

青葉と流れ  YND
 流れ落ちる豪快な滝と、何本かの木。欲張ったことをいわなければ、立体感も出たいい写真です。  しかし、水が流れすぎて、大きな水の柱という感じになりました。この場合は、岩に砕け散る飛沫が止まってもよかったのではないか、そんな気がします。そうすれば上の細い枝と葉っぱと水で絵ができたかもしれません。

 

植田  IKTN
   前回に続いての水田ものです。イネのかぶの線の重なりに着目し、それだけで写真を作った。なかなか心憎い作品です。初めて写真取り組んだのだとすれば、ほんまかなと思うぐらい、カメラのこなしが身についています。そのうちにヒット作が出ること間違いありません。

 

びわこ夕照  IMGW
 きらきら輝く琵琶湖の水面とヨットだけで絵を作った。この場で見たら、もっときれいだっただろうと思います。そのきらきら感、目も開けられないぐらいのまぶしさ、それがもう一つ画面から伝わってこない。どうすればいいのか。私も分かりません。これにプラスして何かが欲しい。