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アルバム  NO.1  
2005.05.29
スライドショー


 

IKTN
   山の端に沈み行く冬の夕日。静かな入江の情景です。ところがその静けさが、画面からあまり伝わってこない。 むしろ騒がしい。左右に見える草木のシルエットが騒いでいます。あと少し前へ出て、水面を広く撮れば、落ち着くはずです。

 

IMGW
 奥琵琶湖の日の出。時間がわかりませんが、仮に日の出を5時半として、家を出るのが4時過ぎ、 努力賞ものです。 淡いモヤの中から昇った太陽。柔らかい色調をうまく生かしています。遠景の山並みのピントが若干甘いかな。空気の霞によるものかもしれませんが。

 

UEN
 おもしろい形をした岩と朝の海。横位置のもありましたが、海の広さをとるか、空の高さをとるかです。この場合は、水平方向には、どんよりとした海と空が続くだけですから、それより変化に富んだ空を選択したのは正解でした。

 

OOMC
 紅梅と白梅。清楚な白梅を手前に派手な紅梅を奥に持ってきました。そのため全体として上品な絵に仕上がりました。逆だったらどのような絵になったのか、見てみたい気はしますが。もう少し右へ寄って中間の雑物処理をしてもよかったかな。

 

KS
 道と石垣と新緑、この3つが要素です。と考えるとこの場合、3つの中でいちばん魅力がないのが道です。雨にでも濡れておれば別ですが、かんからかんに乾いた道はこの際遠慮してもらいましょう。カメラの位置を下げて、その分上に向けます。そうすれば木々の緑が大きくなります。

 

TNK
 田中さん得意のアップ物です。花の色も気持ちいいし幹のボケもよし。そこまではいいのだけれど、中央の手前の花びらにピントを合わせて、思わずそのままシャッターを切ったという感じ。結果、花が上にかたまり、下半分がお留守になりました。惜しかったなー。

 

NKMR
 サッカー場工事で作られた風景です。数本の木をテーマにして、上半分を太陽で押さえた。うまい手です。問題は下の黒くつぶれた部分。もう少し少なくてもよかったような気がします。長いレンズがあれば、木と太陽をアップすることも。

 

NSOK
 日が沈んだ後の琵琶湖でしょうか。「目で見たときはもっときれいやったんやけどなー」。嘆きが聞こえてきそうな写真です。人間の目は自分の意識を増幅して見ますから、 夕映えがもっと大きく見えたはずです。目の訓練です。

 

ND
 山道を歩いていて、ツツジがきれいだった。向こうに三上山が見えた。手前におもしろい木があった。シャッターを切った。という手順ですが、残念ながら、空がとんでしまった。白い空は写真では極力少なく。

 

HYS
 緩い流れに浮かぶ桜の花びら。銀河系の星雲を連想させます。林さんの原画には黒い部部分のニュアンスも出ていますが、スキャンするときに若干コントラストをあげて、それを無視しました。大伸ばしにすると真価を発揮する写真です。

 

MTNM
 主役は中央や左寄りの大きな木です。新緑の中にあって自分の存在を主張しています。それを手前の葉っぱが邪魔をしています。もう少し右へ寄って(葉っぱを左へやって)流れの向こうにすっくと立つ絵にすれば、もっと生きたと思います。そして川を画面にいれるなら、カメラを下げて川に近づきます。

 

MTB
 どこかで水平線が見たかった。湖水だと思ってみていた面が、気がついたら空に変わっていた。だまし絵を見ているようで、何かはぐらかされた感じがします。後少しカメラを下げて、どこかの花の切れ目から水辺線をのぞかす。そうすると、右の尖った岩と枝の重なりも解決します。

 

MRYM
 シャクナゲと石段と塔。カメラポジションは決ってしまうから、これ以上はどうしようもないでしょう。 塔はまっすぐ建てること。 人それぞれ、ファインダーをのぞく癖があって、無意識に傾けてしまいがちです。後で修正がきかない場合は、それが致命傷になります。 右は画像処理で修正したものです。石段も水平になっています。

 

MRKM
 後ろを見ながらこわごわの撮影。新聞に載らないように。この場合のテーマはS字カーブです。桜も一つの要素ではありますが、いってみれば応援団です。 魅力はなんといってもS字カーブです。縦位置にしてカメラを下に向けると、S字が途中でちょん切れる不満がなくなります。

 

YMD
 映画の一シーンを見るような写真です。これが全くのスナップだとしたら、本当にいいチャンスに恵まれたというべきでしょう。機関車の車輪周りの細部がつぶれているの気にはなりますが、手前の雪を考えるとしかたのないことでしょう。とにかく両手をあげている子供が生きました。

 

YND
 ことごとく葉を落とし尽くした雑木林。汚れていない残雪。木々を通してみる青空。山の好きな人には最高の風景です。ここまで揃ってくると、その木の間を点々と続く踏み後と行きたいところですが、そこまで要求するのは贅沢かな。  黒い雲が白雲だったらいうことなしだった。